昨夜は仲間呑み。

兵庫県豊岡市の豊岡劇場での
今井雅之さん追悼上映会が
沢山のファンの皆さんが集まって
盛況だった事を聞きました。

僕はスケジュールの関係で参加出来ませんでしたが
参加した先輩から
飯田監督と新山さんの話に
耳を傾け頷く皆さんの姿と空気感で
会場全体が凄い大きな一つの輪になってたと。

豊岡劇場
今井さんは「豊劇」と言っておりました。
足繁く映画を観るために通った劇場。
豊劇で映画「パピヨン」を観た時に
俳優になる!と心に決めたんだと
呑みながら語ってくれたことがありました。

「夢は叶う。 思い強ければ。」

皆さんにも人生を決めた作品や言葉があると思います。

僕は元々歌手で19才の時に
芸能の世界に足を踏み入れました。
その時はよもや二十年後の自分が
役者をやってるとは想像すらしてなかったもんです(笑)
流れ流れて30才からの俳優道です。
この辺の話は長くなるので別機会にしますが
僕が俳優としてやっていくんだと
強く心に決めた作品は
映画「THE WINDS OF GODーKAMIKAZE」
に出演し
その時に今井雅之さんと出会い
RISU PRODUCEのリスさんや
龍ちゃん、44さん、コウ、ゆたさん
映画で共演したメンバー全員が
強烈な個性を放っていて
撮影準備の為のリハーサルが本当に過酷で
役作りの為だと放り込まれた自衛隊も過酷で
けど皆がそれをぶち破って乗り越えるぐらい凄いパワーで
更にそのパワーの上をいく
物凄いエネルギーの塊の今井さんがいて
歌を歌ってたときと同じ
言葉では表現出来なかった感覚を感じまして
その輪の中で生きてる事を改めて感じ
そこからが役者松本勝の本当の意味での
始まり。

言葉で言い表す事が出来なかった答えが
奈良橋陽子さんとの出会いで
導き出され
自分の口から自然に出た瞬間
涙が止まらんかった。
心が解放された瞬間だった。

5月5日新国立劇場での
舞台「ウインズオブゴッド」東京最終日。
19才からステージに立ち
そこから感じた自分の中での
何かを求め
時には荒ぶり
時には挫折し心が折れ
そしてまたその何かを求め歩き出し
その答えがちゃんと言葉として
自分の中から出たその日が
今井さんと過ごした最後の日になった。

この報告をまだ今井さんに出来ずにいる。

だからかな?

僕の中でまだ区切りがついていない。

これから色々今井さんに関する
イベントが行われたり
映画の撮影があったりするんだけど
そこが終わるまではかな?

舞台「産隆大学応援団」のストーリーで
今井さん演ずる伝説の団長が
病に倒れ亡くなってしまう。
病院に駆け付けるか
応援団としての使命を全うするかで
最所美咲演ずる朝霞と
取っ組み合いの喧嘩になった時に
東貴博さん演ずる副団長が
僕たちを制し
「生きてこそ!」と台詞を放つ。

そして音楽と照明が変わり
団員たちが「まさか!?」となった時に
スモークの向こうから
団長が奇跡の復活。

地獄の淵から復活した!押忍!と。

喜ぶ団員たち・・・。


夢でそのシーンが出てきたのは
今朝が初めてでした。

懐かしかったと共に
まだ終わっていないと実感。

今井さんとのこの濃厚な11年は
まだまだ語るのに時間がかかります。
けど残しておきたいから
その都度話します。

表題の「アナウンス」は
皆さんが望む事。
色々諸処タイミングの関係で
公表出来ませんが
待ってて下さいね。

押し通し
耐え忍ぶ

押忍!

の精神で宜しくお願いします。


押忍!


松本勝