今日は「昭和の日」

最近撮影続きでしたがちょっと落ち着きました。

まだ公表出来ないので
OKでしだいブログでお知らせさせてもらいます。





ここ数日
なにげない日常での人との対話が
自分を昭和の時代へと引き戻すような
そんな事が度々と。

親友夫妻からお勧めされた
チェーン店ではない
昔ながらの食堂が僕の住んでるとこから
そんなに離れてない場所にあると聞きまして
どうしても食べたくなって
教えてもらった場所辺りをぐるぐる回ったのですが
店が全く見つからんくて
もう諦めよかとも思いましたが
なんかどうしても昔ながらの食堂でご飯食べたい気分やったんです。

暖簾をくぐって中に入ると
町工場や現場仕事のおっちゃんらが
相席しながらがっつり飯食ってるみたいな。
東京でも下町の方とか
大阪なんかそこかしらにある
おかずがズラッて並んでて
好きなおかず取って
ご飯と味噌汁頼むみたいなね。

僕の住んでる近くはないんですよ。

元々大阪の下町出身ですから
気の利いたレストランやカフェもええけど
やっぱり「食堂」が心落ち着きまんねん(笑)

そんで話戻すと
その辺りを30分以上ぐるぐる回ってて
埒があかんと思たんで
緑道で雑草をとってた
お爺さんに
「すんませんちょっとお聞きしたいんですが
○○って食堂の場所知ってますかね?」

急に話し掛けられたらお爺さんは
ふと僕の顔を見て
一息おいてから
「あそこはねえ潰れちゃってフランス料理になっちゃったんだよぉ」

おっ?ん?
さっきから何回も前を通ってる
イタリアンの店か?

そこからおじさんの話が畳み掛ける。

「困っちゃうよねぇ、あそこはいい店だったんだよ。
なんでもかんでも新しくしちゃ
行きづらかって仕方ねぇよ まったく」

おぉもろ江戸っ子のおやっさんや!
もうそこからなんかお互い話が止まらなくなりまして
その地域の戦中戦後はどうやったかとか
その辺の歴史を根掘り葉掘り。

気がつけば近所の銭湯で汗を流して
その近所の一杯呑み屋のおかみさんの顔見るのが
楽しみだとか
おやっさんの若い頃入れあげてたママさんの
事だとか(笑)

なんやろあの時間は?(苦笑)

けど愉しかったなぁ。

いい食堂は全部潰れたけど
昔からやってる一杯呑み屋は何軒かあるからと
お勧めの店を聞いたところでお話終了。

「お父さん、これから暑くなりますから気をつけて仕事してくださいよ!」と挨拶してその場から立ち去りました。

何軒かあるうちの気になった店の方へ歩く。
暫く歩いたとこに
お爺さんの言ってたような店はありませんでした。

店変わったんかな?

昼休憩やったので店は閉まってた。

まぁけどそんな事はどうでもええなぁと。
コンビニを何軒か通り過ぎた先に
酒屋があったんで
そこで缶ビール一本買って
呑みながら帰りました。

どうって事ない話なんですがね
こういうのが僕にとっては凄く大事やし
大切にしていきたい一つの
何と言うのか難しいですが

「心意気」?
「粋」?

「心粋」??

そんな言葉はないが
そんな気持ち。
そうでありたい
そうなれるよう目指していたい。

心粋