フィリピンで撮影した映画「Death March」の模様。

最後はMasaru Matsumotoの姿をピックアップしてみます。



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-Masaru Matsumoto @ Death March

映画での役どころは日本人将校。

実際に史実であった死の行進を題材にした話。


芝居的には険しい場面が多かったです。



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精神的にも厳しいシーンが多かったです。

僕は直接手を下さず部下に命令してって場面が多かったので

芝居に入るときは周りを寄せ付けない雰囲気が漂ってたそうです(苦笑)


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ただジャッキーさん(Jacky Woo)さんが

現場に入り易い環境を作ってくれたり

最初のシーンを撮り終えてからは共演者スタッフとの壁も

一気に取り払われ

撮影の待ち時間も長かった事もあり

撮影の合間は現場に居る全員と終始和やかにやってました。



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エキストラが50人以上

多いときで70~80人は居たでしょうか。

スタッフ入れると現場には150人以上の人が所狭しと

動きまくってましたから全員の名前は覚えられへんかったな(苦笑)

また発音が難しい名前の人も結構居ましたから。



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皆ええ顔してるでしょ?

僕のタガログ語のシーンがよっぽど受けたのか

次の日からエキストラの人らが皆僕の台詞を真似して

僕に接してきてくれて嬉しかったですね。


なんかやっぱ芝居やったもん同士で

ええ空気、フィーリングで芝居やれたら

そっからはあんま余計な説明せんでも打ち解けるもんで



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-Masaru Matsumoto / Sid Lucero

OK出て次のカット撮るまでの間とか

共演者とよく話しました。

僕はタガログ語は話せないけど

皆英語が達者なんで

昔歌手を目指してNY行ってて

歌手としては実りませんでしたが

本当に英語やってて良かったなと実感しましたね。

まぁ僕の英語ももう全然落ちててダメダメな

ブロークンイングリッシュなんですが

それでも日常の会話での意思の疎通には全く問題ないレベルは保ってたので

改めて英語をちゃんと覚えなおそうと思いましたね。

ジャッキーさんと大江さんと話すとき以外は

ずっと英語ってな環境も本当に久々で

空港着いてから帰る日までほぼほぼ英語でしたから

久々に英語の夢なんかを見たりしました。



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アドルフォ監督(Adolfo Alix Jr.)とも芝居の細かな打ち合わせは

全部英語でしたしね。



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モニターチェックしながらちょっとした芝居の変更とか

全部英語でやってました。



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今回の撮影は特殊な技法でってのは以前のブログで書きましたが

シーンの中で切り返しで撮る時も

がっつりセットチェンジするので

兎に角待ちが長い(苦笑)

けど待ちが長い分音響さんとかが

合間に音楽を流してまして

その中で知ってる曲が何曲かあって

僕も交じってがっつり歌ったらそれが受けたり(笑)



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歓声が上がったのでおどけてみたり(笑)



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-Masaru Matsumoto @ Death March

皆をリラックスする為におどけてみたり(笑)

このポーズを自然にやってまう辺りは

やっぱ僕は関西人やなと(笑)



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待ってる間ですかねこれは。

兎に角よく写真撮られました。



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これは川のシーンですな。


今回メインキャストという事で海外の映画でよくみる

映画のメイキング番組用にインタビューも撮影しました。

それは大江さんがインタビュアーになってくれて

日本語で答えました。

僕のインタビューの部分は英語とタガログ語の字幕で

放送されるそうです。

けど場面の写真はジャンが撮り忘れてたみたいです(苦笑)



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-メイク中にジャン

この人がジャンね(笑)



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-衣裳の親方

衣裳のボスがよくケアしてくれました。

僕の顔が好みだそうです(笑)

なんでもベッドでめちゃくちゃにしてくれそうだそうです(爆)



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-メイク中にルーディー

後ろでピースしてるのはルーディ。

彼は向こうでスタントマンもしてる役者。

メイクの方におかまちゃんが多かったですね。

何人かからそっちの世界には興味ない?と誘われましたが

リザさん達女性陣が笑いながら

「勝はそっちの世界じゃなくて私達の世界が好きなのよ」と言って

助けてくれました(笑)

けど本当に皆良い人ばかりでしたね。



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-Masaru Matsumoto @ Death March

女性にもゲイの方にも大もてでしたな(笑)

僕はフィリピンの方が合ってるやないかと

本気で思いました(笑)



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-Masaru Matsumoto / Jacky Woo

こちらはジャッキーさんと。

今回の仕事にご縁があったのはジャッキーさんのおかげでした。

ほんまに感謝しております。

ラストカットが終わってからの皆の拍手と歓声は

今でも忘れられず

これでもう日本に帰るんやなと思ったら

ちょっと涙が出てきましたね。

現場からおさらばしたくなかったです。

監督やスタッフ、共演者全員が握手を求めてきてくれて

またフィリピンで一緒に映画を撮ろうと言ってくれた時は

涙が勝手に溢れてきて隠すのに必死でしたわ(苦笑)



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-East Wood

最終日の朝は台風が近づいてきてて

風は強かったです凄く良い天気で

この景色を眺めてたら本当に帰りたくなかったです(苦笑)


ホテルのロビーでは結婚式用の撮影をしてまして



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-Richmonde Hotel

その光景を眺めてたらなんか素敵な気分になりましたね。


朝スタバで大江さんやジャッキーさんのスタッフの方たちも

来てくれて嬉しかったなぁ。



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-Masaru Matsumoto / Motoharu Oe

スタバの店員さんも僕の名前覚えてくれて

「Hi Masaru」って笑顔で挨拶してくれてね。



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-CA3I0241.jpg

向こうのスタバは名前聞かれてそれを書いてくれます。

他の客と混じらんようにですね。

そんで出来上がると名前で呼んでくれます。


空港に行くまでに運転手のアモールと

今回僕のケアをずっとしてくれたリザと沢山話しました。



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-Masaru Matsumoto / Liza

リザさんは僕が見えなくなるまでずっと手を振ってくれてね。

それも嬉しかったなぁ。

こういう流れのときは良い事が勝手に舞い込んでくるもので

チェックカウンターでオーバーブッキングだと言われ

エコノミークラスからビジネスクラスに変更してくれました♪



松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-帰りのチケット

こういう事もあるもんですね(笑)

おかげさまで帰りの4時間半は快適すぎて

僕も早く有名になってビジネスクラスで移動できるようになりたいなと。

ただ一点だけ難点があり

エコノミーの時は全然問題なかったのですが

ビジネスクラスは機内食がコースで出てきまして

味は申し分なかったのですが

サラダやデザートにがっつりマンゴーが出てきまして

僕、実はウルシのアレルギーがあって

ウルシ科の食べ物を食べると大変な事になるんです(汗)

せっかくビジネスクラスに乗れたのに

高級なばっかりにフィリピン航空のおもてなしを堪能できず(苦笑)

ずっとビール呑んでましたわ(笑)


そんなこんなで日本に帰ってきました。


僕は日本人の将校の役でした。

はっきりいって酷いキャラクターです。

ちょっと行為そのものが鬼畜の所業かと思われる

部分が多々ありました。


戦争という歴史の中で

日本人が必ずしもよく思われるばかりではなく

悪いイメージの部分があるのも確かです。

実際面白かったのは

フィリピンのある場所では

戦争中日本人に助けられ感謝してるという方も

沢山居ましたね。

その逆で自分達の祖父や祖母が酷い事をされた人たちも・・・

この映画ではそっちの方を描いてます。


広島・長崎に原爆を落としたからアメリカ人が全員悪かと言えば

違う場所では体を張って軍に背いて敵を助けた人も居るし

実際沖縄では集団自決せずにアメリカ軍に助けられた日本人も居ましたからね。


色々な場面でその国の善と悪があったのは事実という事を踏まえ

僕はこの映画で悪の分部を担いました。

日本人が悪者の映画に出るのは最初と惑いましたが

戦争で実際あった史実を作品として残し

戦争を知らない僕らや若い世代

これからの人々に決して同じ過ちを繰り返してはいけないという

気持ちを作品を通じて持ち続けてもらう事はとても大事な事だと。


実際に戦争中にあった「死の行進」と呼ばれる

悲惨な出来事をこの作品に携わるまで知らなかったですし

日本でも広島・長崎の原爆による悲惨で残酷な歴史があり

映画でそういう題材に取り組み

後世の人に見てもらう事で

二度と戦争という過ちを繰り返してはいけない事を

インタビューでは語らせてもらいました。



さてこの映画。

これからプサン国際に行き

その後ベルリン映画祭に行くのは確定してるそうで

賞を取る事になればレッドカーペットを歩く

僕の姿が見れるかもしれません♪


そんなこんなでフィリピンでの映画撮影話は

ひとまず完!




押忍!