寝てる時に見る夢。


僕は物心付いたときから

不定期で同じ夢を見てました。

ある時期を境に見なくなってしまった夢もあるんですが

今でも昨日見たかのように

すっとストーリーを思い出す夢は


「地球の地下にある巨大な蜂の巣を駆除する話」


「アポロシアターでのブーイング」


この二つの夢は起きた時に

脂汗をかいてたり涙が流れてたり(苦笑)


そしてもう一つ


これはすっかりその夢を見るまで忘れてた

子供の頃にたまに見てた


「見知らぬお婆ちゃんの話」


何年振りやろかこの夢を見るのは?

自分でも起きた時に


「うわぁ懐かしい夢やった、よう見てた夢や」と

思い出した(笑)

そして夢の中の僕は大きく成長してた。




自転車で冒険してた小学生の僕。

気がつけば自転車の後輪がパンクしてた。

自転車を押しながら修理をしてもらおうと

自転車屋さんを探す僕。


行けど探せど全く見当たらない自転車屋さん。


その内に足は重くなりお腹は空き日は暮れてきて

途方もなく歩いていると

ある一軒の家の前を通る。

その家は塀に囲まれた一軒家。

二階建て庭付き。

屋根は青色で白い壁の家。


その家の門から手動で入れる自転車の空気入れが見える。


空気入れを借りようと

家の中に入ると

一軒家につながってる茶室のような部屋から

お婆さんが出てきて

僕と僕の自転車を見て


「パンクしてもうたん?大変やったね」と。

あとで自転車屋さんに連れて行ってあげるから

ちょっと部屋にあがっていきないさいと優しく声をかけてくれて

部屋に上がることに。


茶室のような部屋には真ん中にコタツがあり

テーブルの上にカゴが置いてあって

中にはみかんが。

部屋のテレビでは時代劇が流れている。


僕はおばあさんにお茶を出され

みかんを食べた。

その姿をずっとニコニコみてるおばあさん。


僕がテレビの時代劇を見てると

(遠山の金さんやったと思うが)

お婆さんが

「若いのに時代劇が好きなん?」と。


「僕はお祖母ちゃん子やから時代劇ばっかり見てるねん」と答えると


「おばあちゃん子か、ええなぁ」と笑顔で僕の頭を撫でる。


その空間は薄暗いちょっとしんみりしてるけど

とても居心地がよく

僕が夢中になってテレビを見てると

おばあさんが急に


「あんた、そろそろ家帰り。もう帰らなアカン」と

急かされて茶室を出る事に。

その奥からおばあさんの家族だろうか

なんかおばあさんにぶつぶつ小言を言ってる。


僕はお婆さんに

「自転車屋さんに連れていってくれへんの?」と尋ねると

門のとこまで送ってくれて


「この道真っ直ぐ行ったらあるから一人で行き」と。


てっきり送ってくれるもんやと思ってたから

また自転車押して歩かないとアカンのかと(苦笑)


道を歩くと民家やった筈がいつの間にか

両脇がたんぼのあぜ道に入り

遠くに古い昔の駄菓子屋のような店を発見し


「すんません、タイヤパンクしたんで直して下さい」って

店に入ると誰も居なくて

店を出ると何故か僕の実家の前やった。




ここまでは子供の頃不定期で見てた夢で

この夢が余りにもリアルというか

ごっつう鮮明な夢だったので

ほんまは夢やなくて現実なんちゃうかと

小学校の頃に一回自転車で探しに行ったぐらい(笑)

まぁ探しに行ったと言っても小学校低学年の僕が

自転車でいけたのは十三間掘の周りの民家を

ぐるぐる巡ってたぐらいでしたが(笑)


そんで今回その続き?を見ましてね。

夢の中の僕は大人になってまして

自転車も今乗ってるマウンテンバイクで。




子供の時にお世話になったお婆さんに

ちゃんとお礼が言いたくてその家を探す僕。

けど似たような家はあるけど

何度ぐるぐる周ってもその家が見当たらない。


自転車がパンクしてないからじゃないか?と

後輪の空気を自分で抜いて自転車を押して歩く。

押してすぐに自分のアホさに気がつく。

何もわざわざ自分から空気抜かなくてもええのに(苦笑)


どれぐらい歩いたやろか?


家の門の隙間から自転車の空気入れが見えて

気がつけば見覚えがある家。

やっと見つかったと確信を持って

開いてた門から家の中へ。

ちょうど空気入れに近づいたときに

多分その家の奥さんやと思うけど

少し年配の女性が出てきたので


「空気入れを貸してもらえませんか?」と話すと

「空気入れは貸せないので自転車屋さんに行って下さい」

と言われたので

僕は正直に実は子供の頃にお世話になった

この家のお婆さんにその時のお礼をしたくて来た事を伝えると


「そんなお婆さんはここには居てないので帰って下さい」と

少し怪訝な顔で言われました。


「すみませんでした」と頭を下げ門を出まして

だいぶ時が過ぎたから

ひょっとしたらお婆さんはもう亡くなってしまったんだなと。

生きてる間にちゃんとお礼がしたかったなぁと思ってると

家の中から呼び止める声が。


僕が慌てて門をくぐると

茶室にお婆さんの姿があって

「ぼく、よう来てくれたね。ちょっとだけ上がっていき」と。

容姿はあの時よりさらにお婆さんになってたが

僕はすぐにあの時のお婆さんだと判り茶室に。


茶室は子供の頃に訪れたままで

コタツがありカゴにはみかんが入ってて

テレビがある。

子供の頃と違うのは

そのお婆さんの横にもう一人初老の女性が座ってた事だ。

多分介護の方かな?


お婆さんに子供の頃のお礼をすると

お婆さんは笑顔で何度もうなずいたが

言葉は発しなかった。

何故か横に座ってる方が泣いてた。




っと、ここで目が覚めた。

もう起きた途端

「うわっ、続きの夢や」って盛り上がりました(笑)

ちょっとノスタルジックな話でしょ?

誰か夢占いとか詳しい人居ったら

ちょっと診断してもらえません?

今度はもう忘れたくないのでブログに書いてみましたが

どんなもんですかね?