今井雅之監督の映画『THE WINDS OF GOD-KAMIKAZE』以来の
仲間で後輩の田島和洋と和洋が世話になってる方々と
昨日夜から今朝までがっつり呑みました。

久々に始発帰り(笑)

居酒屋に始まりカラオケまで
女っけなしの熱い漢の呑み会。

$松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-120410_0211~01.jpg

2人ともちょっと目が腫れてるでしょ?
この写真撮る前に泣いてもうてね(苦笑)

きっかけは・・・

楽しく会が進みガンガン呑み熱く語る。
カラオケでも皆歌いまくりでね。

一緒に呑んでた人が
「同期の桜」を入れたんですよ。
皆で肩を組んで大合唱しました。

映画の時にも劇中で隊員全員で歌いました。
役作りの為に自衛隊に行き
その後の今井監督の強烈な肉練の中で
腹筋を散々やらされて
締めで足を上げたままキープし
それから皆で「同期の桜」を全力で歌うのです(笑)
今井さんの心に響いたら1番で終わり。
けど毎回2番まで歌わされました(苦笑)
勿論僕らと一緒に今井さんも腹筋をしながらw
もうねぇ思い返したら今でも腹筋がちょっと緊張するぐらい。
当時は途中で腹筋の筋が切れるんやないかと思ったぐらい(笑)

そこまでやって体に沁み込ませた歌。

何年経ってもちゃんと歌えるもんです(笑)

「同期の桜」を歌ってる途中で
和洋が泣き出したんです。
周りはその本当の意味が解らなかったけど
僕やウインズのメンバーには解る。

何故の問い掛けに
和洋が
「僕らは大切な同期を亡くしたんですよ」と振り絞った。
僕は和洋に「みなまで言うな」と制した。

その次は僕が歌う順番だったので
迷いなくこの曲を選んだ。





風味堂 - ゆらゆら



映画「THE WINDS OF GOD」のエンディングで使われた歌。

歌ってる内に僕も我慢してた涙が止まらなくなった。



田中正範



想い半ばで散っていった仲間。

和洋も大声で泣きながら「ゆらゆら~」と歌ってた。

正範はあっちの世界で元気にやってるんやろか?
今の俺らを見て何を思ってるんやろか?

歌い終わった後に和洋と2人で
天井に向かって乾杯した。

あれから役者を続けてる者
道は変われど頑張っている者

同じ釜の飯を食べた仲間は
住む世界は違えどいつまでも同じ気持ちなんやろな。
だからあいつも一緒の気持ちなんやろな。


僕は未だにカツ丼を普通に食べれない。

正範が亡くなって
その一年後の命日に一年ぶりにカツ丼を食べた。
その時に仲間から
もう普通に食べたら良いと諭された。

それからは時折カツ丼を食べた。
元々好きやったからね。
けど普通に食べてる筈なんやけど
ふと気がつくと正範の事を想ってる自分が居た。

だからなんかの節目に食べる事にした。
撮影に挑む時とか
なんか心に気合を入れる時に。
けどね
そのカツ丼が美味しかったら
あいつこれ食べたいやろなとか
不味かったら不味かったで
こんなカツ丼でも腹いっぱい食べたかったやろなって。

気がついたらもう何ヶ月も食べてない。
今度の命日にはあいつの分まで腹いっぱい食べようか。

今も「ゆらゆら」を聴きながらブログを書いてる。
涙が勝手に流れよる。
ほんまに僕にとって特別な曲になってしもたな。


始発で帰ってきて
家の近くにある立派な桜の樹。

$松本勝オフィシャルブログ「勝のでんがなまんがな!」Powered by Ameba-120410_0550~01.jpg



散る桜 残る桜も散る桜