<袴田事件>「捏造」の補強材料発見 証拠衣類に不自然な点


1966年の起こった袴田事件。

静岡県清水市の小金味噌製造会社の専務の家族4人が惨殺され

味噌屋に住み込みで働いていた袴田巌さんが容疑者として逮捕され

後に死刑判決を受け、今も東京拘置所でいつ来るか分らない死の恐怖の

毎日を送っています。


袴田事件を知らない人は↓のリンク先で読んでみて下さい。


袴田事件とは


もう40年以上経ってます。

無罪を主張してた袴田さんが拘留期限ギリギリのところで

一転、自分がやったと自白しました。

しかし、その取調べは連日連夜長時間に渡り

想像を絶する過酷な・・・それこそ拷問のような内容でした。

何故そこまで警察は徹底的に自白の強要を迫ったかというと

袴田さんを犯人と決め付ける物的証拠もなく

アリバイもちゃんとあったんです。

袴田さんの「死刑」を決定付けた証拠品とされている

事件から一年後に味噌樽の中から犯人が

犯行当時着用してたとされる血痕付きの衣類も

実際袴田さんには到底着れない小さいサイズでしたが

1年の拘置所生活で体重が増えただの

味噌樽の中にあったので衣類が縮んだだの

まぁ兎に角デタラメな言いようで

後に実験してますが味噌樽の中に衣類を入れてたらどんな変化があるかと

それから実際事件直後に警察が徹底的に洗いざらい捜査しきった

味噌樽の中から1年後にそんなものが見つかるなんて事はありえないと

事件の捜査にも協力し

その後味噌を作っていた従業員が答えてます。

勿論その他にもおかしい事だらけでして

決定的なのは

事件を担当した当時の静岡地裁の裁判官である

熊本典道 元裁判官が2007年に「無罪の心証があった」と公の場で答えて

ニュースになりました。


以前の制度での地裁で死刑判決を下す時は

3人居る担当裁判官全員が死刑と判決出来なければ

「死刑」を言い渡す事は出来ないんですが

熊本元裁判官は最後まで抵抗したけど押し通されました。


ざっと書いても「これ死刑?ってか袴田巌は犯人じゃないでしょ?」って思うでしょ?


それやのに40年以上経っても尚、警察も検察も裁判所も自らの罪を認めようとせず

今も袴田巌さんは東京拘置所に居ます。


僕は自分が映画「BOX 袴田事件・命とは 」に出演するまで

袴田事件の事は詳しく知りませんでした。

出演が決まり資料を調べれば調べるほど


「ほんまにこんなデタラメな感じで人一人が死刑を宣告されるの?」


人が人を裁くが故に起こりえる「冤罪」について考えるようになりました。


12月19日(金)に「BOX 袴田事件・命とは」が発売されまして

その後にレンタルされると思います。

映画観てない人はレンタルでもいいから一度映画を見て欲しいです。


そしてこんな出来事があって

それは今も続いてる事で

いつ自分が裁判員に選ばれて人を裁く立場になるか分らない今日だからこそ

一人でも多くの人に事実を知ってもらいたいと思ってます。



あなたなら、死刑といえますか?




袴田巌さんの再審と一日も早くの釈放を心より望んでおります。