あれはたしか17~8歳ぐらいの時やったでしょうか。
当時高校生でラグビー部に所属しておりまして
毎週土日は他校と練習試合したり
一日練習に明け暮れたりと
そんな高校生活を送っておりました。
先生の?予定とかでたまに日曜日が休みになる時がありまして
そんな時は決まって
「友達の家で泊って勉強するわ」
と、そんな名目で友達と朝まで
親に内緒で遊んでいたんでございます(笑)
友達の家に泊って勉強もなにも
今は無くなってしまった我が母校は
同じ学区内の高校では
1~2を争う程のアホ学校でして
中学の進路指導で
「ヤンキーなら西成高校!サーファーなら住之江高校!」
ってな、なんのこっちゃわからん合言葉があったぐらいアホで強烈でした。
(ここ掘り下げると時間がいくらあっても足りませんので別の機会に)
夜遊びといっても別にお金を持ってる訳でもないので
自転車でその辺ぶらぶらするだけなんですけど
なんか青春というかなんというか・・・
その日はラグビー部の同期のヒロシと一緒に
夜中に自転車二人乗りで徘徊してたんですよ。
朝方何時頃やったか
一本筋横の道路にパトカーが見えたので
すっと引き返したんですわ。
そしたらすぐにヒロシが
「勝ヤバいって ポリきとる」
ヒロシのいつもの冗談かと思い本気にしてなかったのもつかの間
「前の二人乗り!止まりなさい!!」
ってごっつ怒声と共にパトカーのサイレン音ですわ。
そりゃ捕まる訳にいかんでしょ?
(何も犯罪は犯してませんが)
生まれ育った土地ですから
ありとあらゆる抜け道しってますからね♪
って簡単に振り切れると思ったら
ごっつしつこいんですよ(苦笑)
わざと車一台通れる一方通行に進入し
対向車と立ち往生させようと思ったのに
警察の「前の車横に避けて下さい」の言葉で
びっくりするぐらいスムーズに避けやがってあの車!!(笑)
実はこの時期住之江区周辺で放火が流行ってたかなんかやったと思うんですが
多分僕ら放火魔と間違われたんでしょうかね?
勿論僕らはただ夜中に徘徊してる事が楽しい10代のガキでして
決して犯罪に手を染める事はありませんでしたが
警察からしたらこいつら意地でも捕まえてやる!ってな意気込みやったんでしょうね。
兎に角二人乗りの自転車相手に煽る煽る。
僕の脳裏には・・・
「うわぁこのまま捕まったら補導されて親父にボコボコに・・・否、殺されるんじゃ?(滝汗)」
うちの親父ごっつ怖かったんで
ほんまそれだけは勘弁してくれと思ってました。
後輪に触れるぐらいパトカーに煽られても
ギブアップするわけにはいきません!
だってマジで補導される=親父に殺されると思ってましたから(苦笑)
当時毎日ラグビーの練習でバリバリ走ってましたから
後ろにヒロシを乗せてても全然問題なく
早いスピードでスタミナもバリバリやったんですが・・・
それが仇となってしもたんですよ(汗)
パトカー振り切ろうと次の角で一気に右に曲がったら
スピードが出過ぎて完全にアウトやったんです。
一瞬目の前がコマ送りに・・・
・・・
・・・
・・・
自転車の角度を倒し過ぎてペダルから
火花を出しながらハングオン!!
普通なら完全にアウトかと思いきや
後ろのヒロシが全体重を反対側に倒し
漫画の様な絶妙なタイミングでそのまま警察振り切って
カーブを曲がれたんですよ!
信じれます?
あの時ヒロシが反対側に全体重掛けてなかったら
確実にOUTでしたわ。
多分二人とも骨の1~2本は・・・ってか下手したら死んでたんやないかと。
自転車で
しかも二人乗りで
火花を出しながら
ものごっつ角度でカーブを曲がっていったんですよ。
これ文章で言い表しにくいんですけど。
そんで
そんな余韻に浸る間もなく
自転車を置き場に捨てて
それぞれ別の方角に逃げたんですわ。
当時は携帯どころかポケベルもなんもない時代ですから
いったん離れたらもうお互いの実家に電話する以外は
次に学校で会うまで
連絡の取りようがないんですよ。
僕はなんとか追手を振り切り
親友のくわっち家に。
次の日の夕方ヒロシの無事も確認され
僕は恐る恐る自転車を取りに行ったら
僕の自転車のペダルが焦げて擦っていたのと
自転車フレームが少しだけ歪んでました。
そして現場の道路には
まるでコンパスで正確に描いたような
綺麗な曲線が(爆)
あの時はヒロシとみっとん(キャプテン)とたまに夜遊んでたけど
ヒロシと二人で遊ぶと兎に角なにかトラブルに巻き込まれたなぁと(笑)
我孫子の○ー○○の館事件も
ほんまに踏んだり蹴ったりやったけど
今に思えば懐かしい思い出ですな。
まぁそんなこんなで次の「昔話」は気まぐれで続けます。
1:ハーレムでジャックナイフ
2:モミ&ガリ
3:5回目のお見合い
1~3で次に皆さんが読みたい話があれば
多数決で。