沖縄での千秋楽を終え
数日延泊したあと目の視力回復手術をする為に大阪へ。
目の手術は来年でも出来るし
今この時にしか体験出来ない事をと
大阪からNYのMoMAで行われた映画『The Winds Of God』の
プレミア試写会を観に行くためにNYへ。


10月の中頃から11月頭の3週間は
ほんまに中身の濃い期間でした。
この記事を書く前に何気に産隆の本家HPを見ようとしたら
既に削除されていまして
改めてもう終わったんやなと実感しました。


思い起せば全ては映画のオーディションから始まりました。
そこでもし特攻隊員役を受けてなければ
一度映画の撮影が延びてなければ
今井さんと深く繋がる事は無かったですし
松本匠さんや他の仲間たちと強い絆で結ばれてなかったのかも知れません。
産隆大學応援團やリスプロデュース作品に出演してなければ
こうやって皆さんに松本勝という役者を認知してもらうことは
なかったといっても過言ではありません。


特に産隆大學応援團は3月から途中休みを挟んで10月までの
長いスパーンで同じ役を
同じ面子スタッフでやれたことは今後の僕に役者人生にとって
とても大きな影響を与える大切な経験になりました。


意外なとこで一番良かったのは
家族親族に役者としてやっと認められたことなんかも知れません。
関西での公演がなくて
身内の前であのステージを見せてなかったら
僕は未だに後ろめたい気持ちで実家に帰っていたでしょう(苦笑)
大阪に墓参りや正月に帰省するのに
こんなに気が軽く帰れるのは良かったかなと(笑)


リハーサルが始まって
そのまま新宿紀伊國屋サザンシアターでの舞台。
楽日迎える本番直前に肋骨折ったまま舞台をやったってな
経験もそうそう出来るもんじゃないです(笑)


ツアー一発目の福岡公演。
観客の熱い盛り上がりの中
東京公演前のリハーサルから本番を経て
自分の体調管理の大切さとそれを維持するための決め事を
つくり挑みました。
大好きな酒とタバコを自ら控えるようになったのも
こんだけ自分を痛めつける舞台を何度も
お客さんの前でやれる環境に身を置けたから
その大切さを身に沁みて理解できましたし。
なんせ各地方での公演は
東京のように何日も何度もそう簡単に出来るもんじゃないですから。
東京でも大変世話になってる文さんが
設けてくれた豪華な打ち上げの席で
一適も酒を口にする事無く
公演前だからタバコも吸わず
僕にとってあんなに残酷な打ち上げはなかったですな(笑)


金沢では震災のあとの公演って事もあって
僕自身阪神の震災を経験してるので
複雑な気持ち お客さんの気持ちが理解できたなかでの公演。
1000人を越えるお客さんの前で初めてやった公演。
僕達の舞台を観て素直に笑い
僕の歌に手拍子してくれるお客さんのリアクションに胸が躍り
カーテンコールでは観客総出のスタンディングオベーション。
感極まり舞台上で涙抑えることが出来なかったのも
初めての経験でした。
未だにそうですが僕人前で涙見せるのほんま嫌なんですよ(笑)
僕のブログ読んでる人は
「あんた結構泣いてるやん」ってな印象があると思いますが
それは全部一人きりになった時間の話ですから(笑)


待ちに待った関西での公演。
残念ながら故郷の大阪での公演とはなりませんでしたが
蓋を開けてみれば
大阪から親族や学生時代の先生や友人に
僕が音楽を始めた19歳の頃から今も僕を応援してくれる
バフのメンバー然り
吃驚するぐらい大勢の知人が舞台を観に来てくれた事。
そして恩返しってほど大袈裟なものでは無いかも知れませんが
そんな人たちの前で気持ちよく演技が出来た事が
何よりも嬉しかったです。
受付口にあんなに僕の名前が書かれた花が飾られたのも
嬉しかったですしね(笑)


3ヶ月の休憩があり
その間に2本も別の舞台をやれたのも
産隆大學応援團やリスプロデュースに出演してなければ
来なかった話ですから
それもええ経験になりました。


産隆のツアーが再開してからの
同じ役を演ずる難しさを実感し経験できたのも良かった。


全国のツアー各地それぞれ鮮烈に記憶に残っております。
過去のブログ に詳しく書いてますので
また読んでもらいたいのですが
産隆大學応援團に出演し
人の情や絆の大切さ本当の意味での大切さを理解しました。


一線で活躍されてる東さんを始め
僕よりも大きな舞台や映画でガンガン活躍してる
キャストの中で芝居を通じて交流を深めれたのも
これからの僕のやるべき事を再認識する事ができましたし
役者が気持ちよく芝居をやるためには
スタッフの活躍なくしてありえないということも
百戦錬磨のスタッフと仕事を共にして理解できました。


まだまだ書きたい事は多々あれど
全てにおいて僕の中で浮かぶ言葉は「感謝」の文字であります。


僕を選んでくれた今井雅之さんと
フジテレビの坂元寿朗プロデューサーには
一生頭が上がらないでしょうね。
ほんまに心から感謝してます。


だってこんなに大勢の人の前であんなに素晴らしい舞台に立てたんですから。


観に来てくれた全てのお客さんにも感謝。
皆さんの熱い熱い要望があれば
いつのひかまた産隆大學応援團は帰ってくるかもしれません。
帰って来たときに僕は居ないかもしれませんが(笑)


2007年のこの舞台はほんまに誰が欠けても
ダメやったと思います。


渕村誠役の今井雅之さんには漢を学ばせて頂きました。


望月薫役の東貴博さんには一線で走る続ける事の難しさと素晴らしさを背中で教えて頂きました。


緒方拳二役の隈部洋平には業界の事を教えてもらいました。あとTENGA。


植田千尋役の脇知弘の踊る姿にいつも胸を熱くさせられました。


水谷翔役の是近敦之の熱血さとかっこよさぶりには脱帽しました


朝霞麗子役の最所美咲には全ての公演において演技を通じて支えてもらいました。


村山沙織役の田崎那奈のキャスト&スタッフに対する細かな気遣いが嬉しかった。


東橋蘭役で振り付けも担当した高橋千佳には踊りの出来ない僕に根気良く教えてくれたし、かっこよく見えるようにもしてもらいました。


西村美樹役の木村智早のナイーブさ天真爛漫な弾けっぷりが素敵でした。


南原好子役の桑原由夏は流石北海道の大地で育った子。時折見せる天然のボケっぷりにやられました。


北野優役の河野悠里には大阪から出てきた時の熱く何事に対しても貪欲だった自分の姿を思い出させてくれました。



ざっと1行コメント的に書きましたので全然ちゃんと思う事を語れてませんが
また違う現場で共演したいと心から思いました。
産隆大學応援團の舞台を支えた全てのスタッフに最大級の感謝を。


そして最後にこの舞台を通じて出会った全ての人に愛を込め
また再会できる日が来ること願い


元気よーーーーーーーーく!
産隆大學応援歌
熱き魂ーーーーーーーーーーーぃ!


情熱あふる 精鋭と
勝利目指す我等
熱き魂 胸に秘め
王座を掴め 我が友よ


高らかに いざ叫ばん
闘志は燃ゆる


産隆 産隆 産隆 
王者 我等 産隆


あたーーーーーっす!

押忍!



産隆大學応援團3