黒川まさる『愛する金沢再生プラン3・観光振興』 | 黒川勝オフィシャルブログ「黒川まさるのしあわせのせんたく」Powered by Ameba

黒川まさる『愛する金沢再生プラン3・観光振興』

 黒川まさるの政策マニフェスト『愛する金沢再生プラン3』では、大きく6つの課題について政策をまとめています。前回の『経済育成』に続いて5つ目の政策は『観光振興』です。4年前に初めて発信したこの政策は、区内の観光関連産業のネットワークを作り、中区や西区の都心部に次ぐ横浜観光の拠点として金沢区を位置付けようというものです。

 東京に宿泊して横浜は昼間だけ遊びに来るという観光スタイルから、横浜に宿泊して昼間は金沢区や鎌倉・横須賀などで遊び夜は横浜で食事をして横浜のホテルに宿泊してもらうという観光スタイルを定着させよう、そして横浜・神奈川で全国や海外から来る観光客にこれまで以上に消費をしてもらおうということがこの政策の目的です。



●これまでの4年間の成果

 黒川まさるが4年前に発信したマニフェストの具体策として、昨年の夏には金沢区役所が中心となって『環境未来都市 横浜 かなざわ八携(はっけい)協定』が締結されました。京浜急行電鉄・金沢シーサイドライン・八景島シーパラダイス・横浜商工会議所金沢支部・関東学院・横浜市立大学・横浜金沢観光協会、そして金沢区役所の8団体が協定を結び、少子高齢化や地球温暖化といった社会課題の解決に向けて力を合わせて挑戦していこうということが目標ですが、観光分野に関しても当然議論がなされるものと思います。

私はこの事業に対しては、観光やスポーツのイベントといった分野での協力や取り組みにも期待している、社長さんたちのサロンにするよりも実務者レベルで意見交換や協働事業を展開して欲しいと注文をつけています。




 また、昨年12月に成立した『都市農業・地産地消条例』には条例制定プロジェクトチームの一員として、所属議員や環境創造局・港湾局の幹部職員を柴漁港に招き金沢区の漁業の実態をアピールし『市は、観光旅行者の来訪の促進を図るため、市内産農畜産物および水産物ならびにそれらを利用した製品を観光資源として有効に活用し、多様な媒体の活用による広報宣伝の充実その他の必要な施策を講ずるものとする』と、条文の中に水産物を明記させることに成功しました。

 3月15日に開催された横浜マラソンの金沢区での折り返し、金沢シーサイドトライアスロンの4年連続の開催などは私が訴え続けてきた政策が実現したものとして感慨深いものがあります。横浜マラソンは42.195キロを4時間18分で15年ぶりに完走しました。走りきった充実感だけでなく、沿道の声援やエイドステーションでの様々なおもてなし、見事な運営ぶりには感動しました。

 



●これからの4年間の目標

 これまでの4年間の動きの中で、金沢区の観光振興に関しては、三つの視点から捉えるべきと考えてい ます。全国や海外からのお客様をターゲットにした観光、横浜市民が遊びに来る場所としての金沢区、そして金沢区民が歴史や文化や自然を満喫できる場所の数々という三点です。

 ひとつ目の視点からは、南部市場の賑わいエリア、ベイサイドマリーナ、八景島、コストコといった観光・商業施設の発展や整備そしてネットワーク化です。また、称名寺を中心とした武家の古都鎌倉としての歴史資産も大きな魅力ですし、動物園と水族館との連携も考えられると思っています。



 市民にとっては、横浜マラソンやトライアスロンといった市民参加型のスポーツイベントや、鎌倉時代の武家文化の歴史を巡る、江戸時代の広重が描いた武州金沢八景を巡る、明治の元勲や文化人の別荘地金沢を巡る、戦時中の軍事遺産を巡るといったまち歩きのテーマにも事欠かないのが金沢区の魅力です。もちろん直売所を通じた水産物や農産物の販売やお菓子などの銘品もあります。こういった金沢区の魅力を市民に広く発信してまいります。

 区民にとっては、お祭りや地域の行事など歴史に支えられた伝統文化や民俗資産の保護や継承、小柴貯油施設跡地公園や金沢八景西公園の整備、海の公園や平潟湾、野島海岸といった海洋環境の保護や海洋レジャーの支援、金沢自然動物園周辺や朝比奈切通しなどのハイキングコースで森林浴ができる環境の整備なども大切です。

 これらの施策によって金沢区の魅力を高め、発信し、精神的に豊かでしあわせを満喫できる金沢区を創生し、人口減少に歯止めをかけることにつなげてまいります。