大河ドラマ館が閉館を迎えました | 松村マサル子の日常に訊け!

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役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります


去年の7月だね、新しい取引先としてココに商品を入れ始めたのよ。ココは何か?ウン、元は公民館、だけど去年アタマから期間限定の博物館的な?じゃぁ何ンの博物館かっつーとだ、実は大河ドラマのモノなのね。何しろ深谷市は渋沢栄一のお膝元、目一杯盛り上げようと去年1年はあちこちで関連モノのオンパレードだったよ。その最たるモノがココだったンじゃん?

だけど肝心のドラマも無事に終わって、エーちゃん関係者の役者たる俺の出番がないままに終わっちまって。まぁ、ずっと休ンでたワケだからその辺りはもういいや。とにかく、ドラマが終わった今となったら、いつまでもコレを続けてるワケにもいかない。
キリのいい3連休最終日、1年続いたこの施設もいよいよグランドフィナーレを迎えたのよ。


ホントはね、関わるつもりはなかったのよ。多分そういうモンだと思うンだ、関係性の薄いヤツホド名前を使いたがる。ムダに名前を入れたがる。悪りぃな、ウチみたいなエーちゃんの作った会社はあまりにもフツー過ぎて使う気になンねぇのよ。アピールする必要がねぇンだ。気持ちとして、ってコトだけどさ。
だけどさぁ、その関係性もそンなに表に出しちゃいねぇのに知ってる人は知ってる。この手がうるせぇンだよなぁ、松村さンが出ないでどうすンだよ、的な。まぁ、社員たちにも言われたしね、こういう機会は滅多にないッスよ?的な。そうね、少なくとも俺が生きてるうちで、こういうのはもうねぇわな。せっかくだから活用してもいいンじゃないッスか?そうねぇ…。
ってなワケで、半年遅れ&会期の半分だけ付き合うコトにしたのね。

「松村さン、クローズの花火を見てって下さいよ。このショップ、窓のブラインドを全開にしますからベストポジションになりますから」、仲よくなった店長のニィちゃんからそう言われてね。なンかアレだね、1年間の最後って空気がスタッフ各々のテンションを上げてる感じ、芝居の千秋楽に近い空気やね。そっか、確かに
千秋楽なンだな。
気持ちはありがたいけどさ、予想通り、予定時間にゃ上がってくンないねぇ。今日は売れ残りを引き取りに来たついでで打ち上げを待ってたけど、ゴメン、明日から休みに入る産直にもやっぱ引き取りに行かなきゃなンねぇンだわ。アッチも時間制限がるからさ、残念だけど断念。

の、産直店は比較的高台のロケーションなモンで。載せるモンを載せて、さぁて行くかのタイミング。あ~、上がったなぁ。なンだか変に、取り残されたような寂しい感じ。店長のニィちゃんだけじゃなく、スタッフのオバちゃんたちとも仲よくなったからなぁ。一緒にイヤッハ~!したかったなぁ。
ま、よくは聞いてないけど、彼らも商店会の人だろうし。またどっかで会うコトもあンだろ。終わりは始まりってね。
こうやって、深谷市での大河ドラマは完全に終わりましたとさ。