新取引先の社長と居合わせました | 松村マサル子の日常に訊け!

松村マサル子の日常に訊け!

役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

7月31日、昨日書いた店ントコに行ってね。最初の請求書を持って、とりあえず現金集金ってコトだからさ。ま、月半分未満の営業期間、今月はたかが知れた数字だけどさ。

最初ってなぁそンなモンさ。店自体、まだ立ち上げたばっかで知名度もねぇし、オープン早々に客がわんさと押し掛けるハズもねぇや。イコール、ウチの納品だって比例しちまうモンじゃん?しかも定期納品じゃなし、なくなったタイミングで持ってこいって感じで。いやぁ…。
最初だからね、取引序盤なンてそンなモンなンですよ。取引ってシロモノは徐々に徐々に育ててくモンなンですよ。こっからなンですよ。

ましてやこのコロナ渦の真っ最中、緊急事態宣言はもう解除されてはいたけど7月から8月にかけてって時期は人の往来も憚れるタイミングだったし。景"気"っつってね、経済ってのは人の気持ちが多いに影響されるモノよ。マジでこっからでさぁね、全体的にも、さ。
しかも取引始める前の交渉で言われたのよ、「ウチの親会社、秋にも別のトコでもっと大きな飲食関係をやる予定でいまして」。なるほどぉ、ソレも込みの(可能性のある)話ってコトですな。ええ、最初の苦労は折り込み済みでいかにゃダメだってコトよ。秋ったらすぐだからソレはねぇだろうけど、その内あるよって情報、そういうコトだよね。了解でございますよ。
で、だ。失礼しま~す、店ン中に入ったらだよ。

…ハイ?なンですの?
テーブルに、如何にもヤクザ然としたでっぷりしたオヤジが座ってて。坊主っぽい短髪に薄い色の入ったメガネ、Tシャツにジーパン、明らかにヤバい系の風貌。そのトイ面に座ってるのが、確か店の人じゃなかったか?納品の時に見たような気がする。
あ、そうか、打ち合わせ中ってコトじゃね?「松村さン、こちらがこの店の親会社の社長です」、やっぱそうなのね。いや、どンな人だろうがどンな職種だろうが俺は差別しねぇよ。反社とか呼ばれる人だって、商売的に全うだったりするモンよ。
どうも。久し振りだよね」。…ハイ?何ンの話でしょ?
オレさぁ、商工会議所に入ったのって松村さンと同じ時期でさぁ。3月の総会だっけ?入会の挨拶させられたじゃん。オレ、松村さンの後だったンだよね、覚えてない?」。ううぅむ…、そう言われましても。っていうか、ハイ、覚えてないッス。申し訳ございません。アタクシは全うな商売をやってますので。
会社に戻って会員名簿を見てみたのね。名刺はくンなかったけど、このヤクザ顔ってどっかで見たような気がしてさ。え~っと、ペラペラペラと…。
あった!コイツだ!え?電気工事屋さんじゃん。こういう風貌でケーブルを繋ぐかね、そういう人がカフェをやるかね?へぇ~。っていうか、フツーに年下かよ。
まぁね、店を作る時は電気工事も必須だからね。解釈次第でなくはないか。秋に云々ってのも、そう言われたら分からンでもないか。ええ、その際にゃぁよろしくでございますよ。
店でこういうモノが必要だってなった時、真っ先に松村さントコが思い浮かンだンだよね」、あざす。なンだよ、こう見えていい人じゃん。