演劇人は道具作りに慣れていました | 松村マサル子の日常に訊け!

松村マサル子の日常に訊け!

役者・松村マサル子の日常で起こったことや感じたことを綴ります

いよいよ今週末に迫ってきましたよ、商工会議所主催の年間最大のビッグイベント。1年間ずっと準備してきたとは言え、ず~っとダラダラしてたからねぇ。やっと等身大っつーか現実味を帯びてきた感じ。
周辺の告知はスタートが遅かったけどどうにか終った。となると、後は実際の準備ってこった。
コレは昨日の様子なのね。所謂、捨て看板と呼ばれるシロモノ、会議所の倉庫にしまってあったモンをかき集めてさ。それなりの量ある上にハンパに長い、もう軽トラに収めるのにも四苦八苦。こンでもまだ足ンないンだけどね。
今日からの"実際の準備"のための準備をしてきたワケですよ。コイツを現場に持ち込ンでさ。
イベント会場は年中無休の屋内プール、そのだだっ広い広場。その支配人もこの委員会メンバーにいるってコトで(だから会場に選ばれたンだろ)、準備作業をする部屋も貸してもらってね。
一口にアート系イベントっつっても色々あるし、イコールやるべきコトもたっぷりあるワケさ。今夜から各パート担当が集結したのね。恐らくは土曜の本番前日まで、5日掛けてやるようなハードな1週間になりそうだわ。
で、捨て看集めからも分かる通り、俺の担当は看板作り。捨て看を使った表示は50枚くらい、既存で貼られてる上に今回用にプリントした用紙を上貼りする。
だけどソレよか多いのがブ厚い段ボールに用紙を貼り付けるタイプ、コッチは70枚くらい。おいおい、何もそンなには必要ねぇだろ!
そうでもないンだな、たくさんのワークショップにめちゃめちゃ多い飲食ブース、本部にゴミステーションにメインイベント受付。その全部に看板を掲げにゃなンない。そうね、頑張って作りますかね。
そンだけの膨大な量だからね、4人1チームでも日数は必要だよね。今日からってのは結構正しいかも。
まぁまぁ、ソコは俺に任せろ。捨て看はガンタッカー(デカいホチキス)、段ボールはガムテープ、演劇人は仕込みでお馴染みのアイテムで作るってぇンだから。しかもコレは小道具作りの一環だ、完全に俺の範疇だぜ。枚数を思うとげんなりするけど、作業自体はかなり楽しい。いや、俺としてはね。他のメンバーも少しは感じたンじゃねぇかな、意外に進みが早いし。
なンて作業に勢いが出てきたトコであたしゃ中座、今度は来年度の委員会の最初のミーティング。見たら、道具作り班じゃなく設営班の男も来てて。
何もさぁ、こンな時にだよ、しかもまだ年度が終わってない時にやンなくてもいいじゃん。委員長が初めてだから慌ててンだろうコトは分かるけど、看板の方が切羽詰まってンだからさぁ。しかも話し合いはムダに長げぇし。4月に入るまでは意味ねぇンだって。
「用意してた分の予定が終ったので今夜は解散します」、看板作り班からLINEが入った。何ンか申し訳ない感じ、むしろ作りたかったのに。
あれ?確か明後日って年度末総会だったンじゃね?だったら1日作業出来ねぇじゃん。作業に一層リキ入れなきゃじゃん。