学校や塾に通っていたら
毎日数回は必ず
ノートを取ると思います。
あなたのノートは
きれいに書けていますか?
色ペンを上手く使い分けていますか?
実際、どちらでもいいです。
なぜなら、
ノートが綺麗=成績が良い
ではないからです。
ノートを見やすく書こうと
試行錯誤しても学力には
直結しません。
そんな努力ははっきり言って
時間の無駄です。
「でもノートが綺麗にまとまってる
友達は成績がいいぞ?」
確かに、そういう人もいるでしょうが
それは単に、その友達がたまたま
成績の良さとノートの綺麗さを
持っているだけで
そこに因果関係はありません。
綺麗なノートがいけないわけでは
ないです。ただ、あえてそれを
目指す必要は無いということです。
ちなみに私のノートは
かなり汚いです。
(これが比較的綺麗な方です)
文字はほとんど殴り書きで
ノートの線も無視して
あとから無作為にどんどん書き足して
色ペンなんて10ページに1回くらいしか
使ってません。
使い心地がイマイチしっくり
こなかったので。
たまに関係ない落書きもありますね。
高校生の時からそうでした。
ただ、要点だけはちゃんと分かる
ようにしてました。
私よりノートが綺麗な人はたくさん
いましたが、3年のときにはそのほとんどが
私に成績で追い越されていきました。
逆に、私の学校で一番だった友達も
ノートはほぼ黒しか
使っていませんでした。
ちょっと思い出して欲しいんですけど、
学校に1人は
「そんなにいつ使うんだよ」
っていうくらい大量の色ペンを
持っている人がいると思います。
果たしてその人は、学校一番の学力
を持っているでしょうか。
あなたは、
「ノートを綺麗にまとめれば
学力が伸びる」
と勘違いしていませんか?
ノートは勉強の復習に
使うものです。
重要なのは書いてある内容であって
どうかかれているかではないです。
誰かに見せるためではなく
あなたが見るためのもの
なんですから、
どんなに汚くても
あなたさえ内容の意味が
分かっていればそれでいいんです。
ノートは美術作品ではありません。
見栄えばかり綺麗にしようとして、
周りからは褒められて、
それで満足してませんか?
ノートは書いたあとに
どう使うかが大事です。
そんな当たり前のことを
忘れている受験生が
非常に多いです。
このまま、綺麗なノートを
とろうと努力しても
合格には繋がりません。
むしろそっちに意識がいって
授業に集中できなくなります。
これからは、役に立つ
ノートをとる工夫をしましょう。
それができるかどうかで
勉強への集中の度合いが
大きく変わります。
あなたが
意識すべきことは
色を使いすぎないで、読める最低限の
レベルで雑に書くということです。
闇雲に色を増やすと、見にくいうえに
何が重要なのか分からなくなります。
黒板にあわせる必要は全くないので
基本は黒一色、重要だと思ったとこだけ
色付けしましょう。
色の種類も黒の他に2種類で充分です。
そして、雑に書くということですが
わざと汚くする必要はありません。
ただ、あえて綺麗に書こう
という意識はなくしてください。
無駄です。
ノートをとるのは勉強なためであって
それじたいが目的でではない
ということを忘れないでください。
まずは、不要なペンを
筆箱から出しましょう。
極論、シャーペンと消しゴムと
シャー芯があればノートは書けます。
しっかり気持ちを切り替えるためにも
たくさんの色ペンは一度、
親の形見でもない限り
机にしまってください。
本当のいいノートとは
見た目の綺麗なものではなく
中身から何かを得られるものです。