料理本をつくる企画があり、資料をパラパラみていると、

よくこれだけ、どうでもいい切り口で次々と

出版できるものだと、変に感心してしまう。


「男の料理」「家に帰って5分で簡単」

「ベジタブルライフ」「独身男をオトす料理」

「家庭料理再入門」「手抜きレシピ100選」などなど…。


そのなかで、たったひとつ輝いていたのが本書。

西野椰季子「マクロビオティック和のレシピ」だ。


プロローグが泣かせる。


要約すると、


妊娠中に、「食」について考えていたら、

地球の未来に悲観的になってしまった。

しかし、現・宇宙法則研究会名誉会長の

体系化した「マクロビオティック」なる、

食養法を知って、一筋の光明が見えた。


文末ではカッコ書きで、

「この食事は“自由”になるための食事法です」

と強調するありさま。


まったく、ワタクシ好みの料理本に出合えた気した。


しかるに、マクロビオティックなる食事方法は、

この胡散臭い宇宙法則研究会の提唱するものであるにもかかわらず、

非常に多くの女性誌でとりあげられているようだ。

ホームページをみても、とても信用する気にならない。

ちなみに中面で紹介されている料理は

いたって普通の野菜料理。


「宇宙法則研究会」と盲目的に賞賛する信者。

この「マクロビオティック」、かなりアツい!


ということで、本書の価格、

吉野家の牛丼(並)280円。