派遣会社から起業しちゃうマサルのブログ
22歳の時に某派遣会社へ入社。
そこで上司から出た指示は、「お前の仕事は読書」の一言。
意味も分からず、3ヶ月間朝から晩までひたすら読書。
そして辿り着いた最速・最短所長の誕生。
ここからすべてのドラマが始まった。
そして気が付いたら、あらら起業することに。
えっ?成功するのかって?
どうでしょうね?
失敗しない一部始終をご覧下さい。

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営業開始(続)

もう10年も前の話になるが、

役員と名刺交換をした時のことは、今でも鮮明に覚えている。

あまり物怖じをしない僕だが、役員の物凄いオーラに終始圧倒された。

所長が役員に「例の企画を作ったマサル君です。」と僕のことを紹介してくれた。

役員からは、「君、面白い企画を作るそうだね!また頼むよ。」と言われ、

照れながら名刺交換をした。

この役員が後に僕の上司になるとは、この時は想像すらできなかった。

これから1週間程経ち所長も転勤し、僕も単独営業を開始した。

僕の営業方法を例に例えると、

お客様へ商品を「売る」というより、「買いたい」と言わせる営業に近い。

良い商品は、こちらが無理に「売ろう」としなくても必ず買いに来てくれる。

そうすると、その後の交渉が優位に進められる。

こんな営業を3ヶ月続け成果も出始めた頃に、所長昇格の話が持ち上がった。

そもそも僕には、出世意欲は無く。

面白ければ良いという感覚で仕事をしていたので、

あまり出世を考えたことは無かった。

また、今の仕事の環境も大好きで、毎日9時から翌朝3時まで仕事をしていたが、

本当に充実した日々を過ごしていた。

そんな事もあり、素直に承諾する気持ちになれなかった。

翌日に、3ヶ月前に名刺交換した役員から僕に電話があった。

「例の所長昇格の話聞いたか?俺が勝手に推薦させてもらった。返事を頼む」

なぜ俺?

理由を聞いて更に驚くことになる。

それは、そこの営業所管轄で、社長の大口顧客の契約が決まったのだった。

そして役員が社長に、僕にその担当者を所長として推薦したのだ。

周囲からの期待は、よそに僕はあまり乗る気でなかった。

それは、先に述べた理由だ。

出世したい人が担当して成功を納めた方が、ずっと良いと思っていた。

そんな気持ちとは裏腹に、夕方また役員から電話があった。

「俺と社長が責任を持ってサポートをする。」

これで僕の決意は固まった。

続きは、また・・・

ちょっと雑談

最近、若いうちに失敗して良かったとよく思うことがある。

入社して、3ヶ月の中でも失敗はあった。

叱責されたこともあった。

でも僕は、良い上司に恵まれ、腐る事は無かった。

理由は、抽象・中傷的な注意をされたことが無いからだ。

上司は、必ずミスが再発しないように「ポイントのみ」を注意してくれた。


何?そんな上司ばかりじゃない!

こんなケースはどうするの!?

1.「僕は、君に期待しているから注意してるんだよ!」と言いながら、

  関係の無い事まで引きずり出す上司。

2.「君にもっと活躍して欲しいから注意してるんだよ!」と言いながら、

  活躍しても褒めず当たり前顔の上司。

3.「君は、まだ若いんだから!」年功序列型権威の上司。


こんな上司の部下の皆さん!

もっと怒られ上手になりなさい!


【ポイント】

1.話を中断せず全て聞くこと。(言いたい事を先に全て言わせスッキリさせる)

2.報告として直接原因を簡潔に上司へ伝える。(報告のスタンスを明確にする)

  指示を仰ぐと君の対策は?大半はここぞと言わんばかりに指導を

  したくてたまらない。だから自分から対策は切り出さない(グッと我慢)。


2.その上司のお気に入りの先輩社員(君から見て先輩)に相談し、

  対策を一緒に考えてもらう。

  そして上司へ報告する際に○○先輩からアドバイス頂きました。と伝える。

  (上司は、あいつに指導してもらったなら、余計な事を言わないと考える)


まずは、上記2点から実践することをお勧めします。

それでも、困ってる人はコメント下さい。

究極の裏技をご紹介します。

あっ!それと、周囲から求心力のある先輩社員は注意が上手です。

そんな社内人脈を作ってみるのも有効です。


営業開始

その後も本を読んでは、企画書を作成する仕事が2ヶ月続いた。

所長と同行営業する様になったのも、この頃からだった。

そして所長から、人材ビジネスのノウハウを惜しみなく伝授された。

所長は、必ず新人の僕にも顧客と話す機会を与えてくれた。

それもいつもかなり重要なところで切り出してくる。

さすがに僕も不安になり「所長、僕は新人ですよ!」と言ったことがある。

そして返ってきた言葉は、「分からないなりに話すことが重要だよ、

今はそれに給与を払っている。」

この一言で僕は、とても勇気付けられた。

そんな最中、所長の転勤が決まった。

色々と可愛がってもらっていただけに、僕のショックは大きかった。

転勤前に一つ質問させてもらった。

なぜ、僕の仕事は読書だったのか?

マサル君、儲かる仕組みが分かる奴は営業しなくても後に成果が出てくる。

だから、今のうちに固定概念の無い新鮮な企画書を作って欲しかった。

僕は、うつむきながら感謝の言葉を述べた。

所長が最後に僕にプレゼントしてくれたもの。

それは、当社役員との名刺交換の機会だった。

所長との出会いが、後の僕の人生を大きく変えてくれた。