ああ、無情!!masarinの読書ブログ

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読書の感想を書いています。ゆっくりしたペースで更新しますので、よろしくお願いします。

途中まで読んでいない。

1~6巻まである文庫版である。

 

高田屋嘉兵衛が主人公である。

嘉兵衛は淡路島の出身である。貧農に転落してしまった実家に育ち、親戚の雑貨店に丁稚に出される。淡路島では、若い時期の一定期間若衆宿に入る。ここで、大人になるための修行をする。嘉兵衛は丁稚に出たのは隣の地区であったが、元の地区の若衆宿に入る。隣の地区の宿とは仲が悪い。その諍いがあるのに、複雑な事情で若衆宿に入ってしまったために、強烈ないじめにあう。

網元の娘にも手を出すのだが、それが若衆たちのお気に入りの娘だった。淡路島にいられなくなった嘉兵衛は、神戸の親戚の店に行く。親戚は廻船業を営んでいた。

 

封建時代では、陸で農業をする者と海で漁をする者は仲が悪い。陸で農業をする者でも、田んぼを持つ者と畑しか持っていない者でも差がある。どこか、海で商業をいとなんでいる嘉兵衛には、陸からつまはじきにされたという意識を持っている。そんな気持ちに、個人的には感情移入してしまう。それでも、船で商売をするということに誇りを持つように、周囲の人間に意識付けしていくのである。

 

話は、炊の立場から、その才覚でのし上がっていく様が描かれる。

若くして船頭になり、やがて北前船を手に入れるところで2巻が終わり。

親戚の店でお世話になった、通称サトニラさんから店を引き継ぐところから3巻が始まる。サトニラさんは淡路島でいうところの、「ニンニク」を意味する(どんな終わり方だよ)