
22時30分頃、実家から着信があり。
気がつかなかったら、おかんから、妹から、しかもメールまで送ってきて。
なんだろ、嫌な予感がするなぁと思っていたんです。
メール見たら。
「なつの事で相談があります、至急連絡ください。」
なつっていうのは、実家で飼ってたウサギです。
覚えてらっしゃる方もいるかと思うのですが、昨年の日記にも登場しているあいつです。
手術しないと死ぬと言われ、緊急手術。
その後、もっても2~3ヶ月と言われてたあいつだったんですけど。
さっき電話があって。
「呼吸も苦しそうだし、餌も食べない、水も飲まない。医者に電話したら気管に直接管さしてやれば、もしかしたら治るかもしれないが生存確率は10%と言われた。このまま家にいさせるか、手術するかの相談をしたかったんだ。」
だそうだ。
「だけど、家族で話し合って、このまま家出で看取ることにしたよ」
と。
苦渋の決断、という奴です。
体力的にもかなり弱っており、このまま手術して麻酔した時点でショック死も考えられる状況だっただけに。
最期も看取ってやれない位なら、家族に囲まれて最期をむかえさせてやりたい。そう思ったようです。
もちろん、ボクもその話には賛成だった。
「なつに声聞かせてやってよ」
といわれ、電話の受話器越しになつの名前を呼んでやったら。
なんか向こうで大騒ぎしてる。
「餌食べた!」
だの。
「水飲んだ!」
だの。
おかんが言うには
「閉じてた目を見開いて声聞いてたよ」
だそうだ。
もしかしたら。
わかんないけどね。
こんなの、はたして動物が思う感情には無いのかもしれないけれど。
声を聞いて「心配かけないように、頑張らなきゃ」と思ってくれたのかもしれない。
ボクは、実家に戻ると必ず全部の動物に声をかける。
「ただいま」
「戻ってきたよ」
「おい、元気だったのか?」
そして、帰るときには
「元気でいるんだぞ」
「また次来る時までいなきゃダメなんだぞ」
例に漏れず、なつにも必ず声をかけていた。
暇があればなぜてやってたし。
今年も、もちろん正月戻った時にそんな事言ってた。
多分、その言葉を覚えててくれたのか。
「あ、いかん、こんなとこで死んでる場合じゃねぇ!」
って思ったのかもしれない。
でも、昔はなつの事、嫌いだったんだよw
噛み癖があってさ。
何かと人を噛むというしょーもないうさぎで。
ボクは嫌いだった。
でも、一緒に飼ってたちびが死んだあたりからかな。
多少丸くなってよほど嫌な事をしない限り暴れなくなった。
ストレスだったのかもね、自分以外が可愛がられてたのが。
いつも頭なでてやって。
やめると、顔を突き出してきて
「もっと撫でろー!」
って。
また撫でてやめると、今度は
「まだー」
ってボクの手を舐めに来て。
可愛い奴でした。
そんななつでしたが。
電話中におかんが一人でギャーギャー騒いでいたのですが
「ふらふらなのに、どこにいくのよ!」
などなど。
どうやら。
ふらふらでろくに立てもしないのに、トイレに行ったようです。
そして。
「もう長くないかもしれない、今夜が峠かもしれない」
と。
「わかった、なんかあればまた電話して」
と電話を切って数分後。
「なつ、今死んだよ。」
だそうだ。
バカなウサギかと思ってたけど。
餌も食べて、水も飲んで、トイレもして。
目まで見開いて「お前ら、シケたつらしてんじゃねーぜぇ!」と愛想までふって立ち上がって。
なかなか、ROCKじゃないか。
最期に、死水までみんなにもらえたんだから。
妹が小学校だか中学校だか。
そのあたりから飼い始めて。
今年で9年だか10年だか。
人間換算すると、70~76歳の間だとか。
長い間、生きてくれたんだなぁと思った。
最近、暗いニュースが多いけどさ。
正直、ボク自身も結構めいったりまいる事が多くなってるけどさ。
なつの死だって、ショックだけどさ。
でも。
今、このタイミングだったら。
天国には、清志郎さんも居てくれるし。
きっと、一緒にROCKな毎日を過ごせると思う。
あいつ一人、寂しい思いしてなくていいと思う。
清志郎さん、くだらないお願い、本当にすみません。
なつを、よろしくお願いします。
なつ、どーもありがとう。
そして。
おやすみなさい。