ブログを書くのが久々すぎて、どこを開いたらブログをかけるのかさえ分からくなって

アメブロをうろうろした。

 

スウェーデンに住んで丸二年になるけども、書きたいことは毎日ちょこちょこ色々ある。

でも、なんやかんやで忘れたり、旦那に話そうかなと思っても英語やスウェーデン語では伝えきらんだろうなと思ってあきらめたりしているうちに

自分の中に溜まっていって、突然ホームシックなんだかなんなんだかわからんが、スウェーデンのすべてが嫌になることがある。

(You tubeでホンマでっか!TVをみて、気分はよくなった。)

 

実は先週末から、歯科助手として歯科医院で働くことになった。

歯科医師国家試験の過去問を解きながら、家でじとーっと勉強していたが、大きな問題は歯科の知識ではなく、それをスウェーデン語で読み解き、スウェーデンの歯科の臨床の基準で、スウェーデン語で答えるという部分にあることに気づいた。

家で一人でいても、旦那とだけスウェーデン語を話しても、どんどんと聞き取りも話す能力も落ちていく。

二年半臨床からはなれ、手が動かないんではないかという不安もあった。(実技試験もあるため)

 

ということで、スウェーデン語のコースで一緒だったドイツ人のクラスメートが勤める歯科医院にお世話になることになった。

これはとてもラッキーなことなのだ。なぜなら、職安の応募フォームには「歯科助手としての教育を受けたか」という項目があり、もちろんいいえにマークすることになる。歯科医師の教育を受けたのだから。ゆえに、そこですでにふるいにかけられ、なかなか公共歯科の歯科助手の面接にさえこぎつけられなかった。

私にとってはまさに救いの手、ありがたいとしか言いようのない状況である。がゆえに、私としては、スウェーデン語を勉強させてもらえるうえに、患者さんと接することや、検診、スケーリング、レントゲンの撮影などさせてもらえることだけでもありがたいのにそのうえ給料まで出るなんてなんだか申し訳ない。丁稚奉公という言葉があるように、たくさん与えてもらうのであるから、働いてお返しする、というのが私の正直な気持ちであった。

 

給料は自給1200円。まあ安い。でも私は別にそれでいいと思った。プライベートの歯科医院で将来歯科医として働ける可能性や、向上心のある明るいスタッフ、院長、国家試験の対策も手伝えることは何でもすると言ってくださっている。実際免許のない私を、院長の歯科医師の免許のもと、患者さんに触れさせていただく、この院長の背負うリスクを考えても、一生懸命やって、私がどれだけ使い物になるかを見せれば、また昇給もあるかもしれない。そう思っていた。

 

でも旦那さんの意見は違った。

「あまりにも安すぎる。交渉すべき。日本で10年の歯科医師の経験があって、新人の歯科助手かそれより低いくらいの給料なんて、利用されてる感じがする。自分を安売りしちゃだめだ。ここはスウェーデン。日本のようにはいかない。交渉するとはつきもの。」

「(私)・・・・・・・・・・」

 

私だって、自分が歯科医院にとって役に立てるという自信があれば、交渉もできるというものだが、言語面でも、システムや治療のやり方の違いなど、完全に把握できていない状態で、それはいえない。。。。

でも、スウェーデンではそれが当たり前と言われれば、順応すべきなのか、ボスに言うべきなのか。悩んだ。

 

この時、頭に日本に研修に来ている外国人技能実習生のことが頭に浮かんだ。最近、いろんなところで日本人が彼らをいいように利用しているというニュースを目にして非常に情けなく、悲しく思う。相手を人として尊敬し、大切に思う気持ちを同じ日本人が持っていないというのは本当に情けない。国籍関係なく、一生懸命頑張る人を利用したり、見下したりするのは、人として、発展途上すぎる。外国人労働者を受けいることに私は反対ではないが、その人たちと日本人がきちんとうまくやっていけるように制度を整えて、万全の態勢を整えてから迎えるべきである。ヨーロッパや欧米などで起きている移民の問題を参考にしながら、きちんと対応してほしいと思う。

スウェーデンでは最近極右の傾向が強くなってきていて、移民の永住許可を取り消そうとか、経済の悪化や財政難、治安の悪化は移民のせいだ、みたいな傾向が強くなってきている。もしかすると皆さん、移民というと、中東やアフリカなどを想像されるかもしれないが、われわれ日本人もスウェーデンでは移民である。少し話はそれたが、私はここで、日本にきた外国人技能実習生のように利用されているのだろうか、普通はもっともらうんだろうか、などの気持ちが沸き起こってきた。

 

旦那さんは院長に言わなきゃだめだというが、日本人的に、私的に、行動で示してから交渉するならしたい。悩んだ挙句、

『1,2か月、働きぶりを見てください。それで使えるなと思ったらまた昇給なども考えてもらえますか』

と伝えた。

「うちのスタッフは既に君のことが好きだし、君のポテンシャルも見て取れる。君のことを利用するつもりはないし、Win-Winの関係になれるよう努めていくつもりだ。ただ、慣れるのには時間もかかるだろうし、今月はこの提示した給料で、それから先のことはまた話そう」

と院長から連絡がきた。

私は院長の人柄と、医院の雰囲気と自分の気持ちを信じることにした。

もしかすると数か月後にブログで、やめてやったわい、あんなところ!とキレているかもしれないが、

とりあえず信じて頑張ることにした。

 

そんなこんながあって疲れた上にランチで入った中華料理屋がまずかったり、よくいくアジア食材やにかかってた日本国旗が韓国の国旗(国籍どうこうではないとはいったが最近の韓国の行動にはさすがに頭に来ている)に代わっててイラっとしたり、ずっと天気が悪かったりで、叫びたいのにカラオケがねーよここには、ってまたイラっとしたり。でもスウェーデンの文句ばっか言っててもいいことなんてないから、スウェーデンの好きなとこを探して、また明日からがんばろうと思ったそんな一日でした。