活動23週目。


 2週間前のことなのにかなり前のことのように感じます。というのもこの2週間で物事が色々と進み対応に追われていました。この半年間のんびり活動していたので、いきなり仕事のペースが上がりやることが一気に増えたり、調整に追われたり、自分の力不足を実感したり、久しぶりにやりきれないいやーな気持ちになったり、けっこうしんどかっんだけど、今はひと段落して、成果も見えて、大変だったし不安もあったけど無理矢理走って良かったと一安心しています。


 さて、先週のCOMSIPトレーニングの後は予防接種のためそのまま首都へ。土日をはさんでいたので、日曜日は首都からさらに南へ車で1,5時間くらいのDEZZA(デッザ)というところに行ってきました。製陶業で有名な地域らしいのですが、目的は陶器よりもこっち!

I am a rural community development officer    青年海外協力隊員の記録
外国人の経営しているレストランがあってチーズケーキが食べられます。

美味しかったです。ご飯も素晴らしかったです。陶器の写真は省略。


 注射は1本だけだったんだけど、先に受けた同期隊員が男子も含め皆が痛かったというので30才にもなって相変わらずドキドキでしたが無事終了しました。これで受けなきゃいけない注射はおしまい。2011年2月の合格時からこの日まで、約1年半の間に受けた注射は合計10本!!

 今後もし犬に噛まれたら狂犬病対策に何度か注射しなきゃいけなくなるので噛まれないことを祈るのみ。でもバイクのエンジン音に犬が反応するらしく、噛まれた先輩隊員さんがいたりします。私も一度バイク乗ってるときに犬に追いかけられたことあって舗装道路だったから速度上げて逃げられたけど、オフロードだったらそんなにスピードだせないので他人事ではありません。今回の注射がマラウイでの最後の注射になりますように。


 23週目後半は任地から車で2時間くらい南のムジンバへ。JOCA(公益社団法人青年海外協力協会)、協力隊OB・OGを中心に組織されている社団法人がムジンバにあり、農民の自立支援プロジェクトを行っているので見学・お話を聞かせてもらいに行ってきました。


目的はこれです。にんにく!

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これはにんにく畑。
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 JOCAがにんにくの栽培を地元農民に推奨しているという話を聞いて、私の活動地域でもできないかなと思って話を聞きに来ました。きっかけは村の人の高血圧。マラウイのおかずは塩・油で味付けした野菜が一般的なのですが、けっこう高血圧の問題を抱えている人が多いのです。そんなに頻繁に病院通えない中で、にんにくは高血圧改善に効果があるので自家消費用に村で案内したいなと。ところが見学させてもらった地域ではにんにくがキャッシュクロップ(換金作物)として大活躍していました。もともとは協力隊でマラウイで野菜隊員をされていたOBさんが当時からにんにく栽培をマラウイで勧めていたそうです。


にんにく栽培の利点は以下。


①(値段の高い)肥料がいらないこと(家畜の糞でOK)

②保存が利く(市場で高値のときに売れる)

③手間・大きさの割りに値段が高い(利益率良)

しかも2007年と比べて今年のにんにくの取引価格は10倍。とてもいいビジネスだそうです。


 10~20人のグループ単位でにんにく栽培を行っており、2007年時に2グループからスタートしたそうですが、グループから次のグループへ種を無利子で貸し(翌年収穫時に返す)、今では40グループ、平均1グループ約1400kg/年の収穫まで広がったとのこと。JOCAは地域の農民間で農業技術を共有・普及できるように、現地にリーダーシップのある農民間で農業技術を普及するキーファーマー(伝達農民)を育成する活動もしています。私も今回直接交渉する機会を頂き、訪問したグループから活動先に種を貸してもらえること、そのキーファーマーの方が無料でガーリック栽培を指導しに来てくれることになりました(交通費など必要経費はもちろんこちら側が用意)。担当地域でにんにく栽培やる仮定で話を進めてしまいましたが、後日担当地域で話したら好反応・興味ありとのことで話を進めています。


 私が担当地域でにんにくの栽培普及をするだけでは先輩隊員さんの活動をコピー・二番煎じで芸がないので、私の活動として農民を対象に新規作物を導入する際のマーケティング・ビジネスプランニングをにんにくを例に村で1年通してワークショップをできないかなと考えています。実践的だし今後にんにく以外にも応用していくことができるので流行のサステーナビリティも押さえているしいいのではないかと。これについては活動計画を立てるにあたり、もうちょっときちんとまとめて配属先と練らなきゃいけないし、JICAの了承を得ないといけないので通るかわからないけど、この3ヶ月担当地域に通って情報を集めたり、いろんな課題を目にしたりしている中で、活動の方針はまだ定まっておらず危機感があったので、今回具体的にこういうことしたらいいんじゃないかと考えがまとまり始めたことはひと安心というか嬉しいというか、やっとこれからやってやるぞ~!!という感じ。2月旬に赴任してこの7月末まであっという間だったけど長かった。まだスタートラインだし、本当はこれからなんだけど、とりあえずは新規隊員で先例がない中でこれまでがむしゃらに色んなこと頑張ってきてよかったなあと一息ついたところです。