任地ムズズから車で1時間半くらいのところのMpherenbeでWorld Visionが活動しており、これから1年かけてChild Protection関連のプログラムをやるとのこと。で、現状把握のための初回の調査を4日間かけてやるそうで、同僚が協力依頼で呼ばれたので同行させて頂きました。
毎日朝6時半くらいにピックアップの車が来ます。で、帰ってくるのは夜8時くらい。大変でした。
日本でよく電車や地下鉄の広告でよく見たこのロゴ。道はほとんど未舗装。幸い車酔いはせずよかったです。
今回のlocal assessment surveyは今後1年間のプロジェクトの元になる調査。各地域の現状・特徴を把握するために2つのアプローチで行います。
ひとつは個別インタビューで周辺の5つのコミュニティから 8~11才、12~14才、15~17才を対象に各70名個別でインタビューを行います。児童労働・虐待・性的虐待に関する具体的な質問をするのでプライバシーを考慮してインタビューは1対1。インタビュアー各コミュニティの先生です。このインタビューのほうには私達はほとんどノータッチ。先生達への説明部分だけ参加させて頂きました。
マラウイのこういうワークショップや半ボランティアのミーティングではよくファンタやコーラとクッキーなどが配られます。遠くから歩いてくる人もいるのでリフレッシュメントとして当たり前みたいです。
World Vision UKの英語の質問を先生たちが現地語に直して児童にインタビューを行います。
******
ふたつめはFocus Group Discussionという集団討論形式で、年代別男女別の各グループ15名に話を聞きます。
私達が参加したのはこちら。児童、青少年、大人、を男女別に、関係者(NGO団体など)は男女一緒に4日間かけてディスカッションを仕切り、結果をレポートにして後日提出します。
World Vision UKからの資料が英語だったので、趣旨・やり方など理解りやすかったのですが、ディスカッションは基本現地語なので、後で同僚に内容を教えてもらったり、後日レポート(英文)を確認させて頂きました。現地調査がどのように企画されて行われているのか主催側で体験させて頂きとても勉強になりました。
日本だと子供ってどちらかというと女の子のほうがおしゃべりだと思うのですが、マラウイは逆で女の子はあまりしゃべらず、男の子のほうが堂々と自分の意見を発言していてちょっとびっくりしました。後日同僚に確認したところ、女の子はあまり人前ででしゃばらないほうがよしとされるという伝統的な考えがあり、地方は特にその傾向が強いとのこと。
また、虐待があったときに誰に伝えるかという議題でほとんどの人が選んだのが「Villege Head」、村の権力者ということも驚きでした。これも教えてもらったところによると、たとえば家の父親が暴力を振るうなど問題があるとして警察に行って逮捕・刑務所に入るという解決では、その後奥さんと子供は家の大黒柱を失って生きていけない。村の権力者のところに行って解決してその後結婚生活を続けたほうが現実的だとのこと。マラウイは政府・各市町村の政府機構と合わせて、traditional authorityという仕組みがあるのですが(独立のときにそれまでの権力者をtraditional authorityとして組織・権限を残したらしい。)、その影響は今でも強く、地元の人にとっては政府・警察・NGO団体より身近な存在なんだなと実感しました。villege headやtradiional authorityが政府や司法制度と同じくらい、またはそれ以上に影響力・実行力があることにも驚きました。
マラウイの社会は日本とは本当に違うということ、自分の先入観をできるだけなくして何事も当たり前と思わず地域社会を知っていかないとと実感しました。
私は3日目の午後に原因不明の吐き気で体調を崩してしまい、吐いたり微熱があったりで4日目は休むことに。周りの人に凄く心配させてしまいありがたいと同時に申し訳なかったです。体調不良は1日休んで消化の良いもの食べてしっかり眠って回復しましたが、4日間フルに参加できず残念でした。
またこの週は金曜日にJICAの担当調整員さんがムズズに出張でいらして配属先に挨拶兼ミーティングでした。
半年後をめどに残り1年半の活動計画をボランティア・配属先と共同で考えて提出してほしいなど打ち合わせして終了。さらに週末は北部の安全対策委員会がムズズであり、同期隊員はじめ他の北部のボランティアの皆さんに会えて色々話せて楽しかったです。


