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日々是一進一退

20年以上接客業に携わってきました。
その前は公務員をちらりと。
接客メインで書こうとしておりましたが、すっかり四方山話になっております。

(始めにお断りを。長いですガーン
そして次に続くかもです。
めんどくさいかも、な方はどうぞスルーしてくださいませ。)

たった20年間を振り返るだけでも、
「ITバブル」が世界中に新たな「富裕層」を産み、
日本では「勝ち組」と「負け組」という言葉が定着し、(最初に言い始めたのは落合信彦だと思うのですが)
「富裕層ビジネス」に企業が舵を切り始めたところの
「リーマンショック」。

「1%」と「99%」

格差の固定化が次の世代に表れはじめた今。

さらに世界を混沌に陥れているコロナ禍。
日本では10年前の震災もありました。

どの時代でも、どの国においても完全な平等も公平もありえません。

社会システムにも翻弄されますが、それ以前に個体として持って産まれた資質が既に平等ではない。
(その資質が活かされる国に産まれるかどうかもあったりしますから、またややこしい)

産まれた家庭によっては、金銭的な資産も文化資産も当然差がある訳ですから、スタートから平等ではない。
それを出来るだけ「公平」にしようとするのが、現代の「国家」の目指すところだろうと思います。
人心の安定こそが国家の安定、更には発展です。
(最近のビジネス本の流行は”fearless “なんですけど、
ほんとその通り。バックアップのない中仕事をするのはまさに恐怖です。)

その為にも、社会福祉というセイフティネット作りが必須でその運営に税収が使われるのですが。

今までは良くも悪くも、セイフティネットの世話になるのは「ごく一部の自分ではない誰か」という感覚でいた人が多かったと思います。
しかしこのコロナ禍で、突如として職を失い住む場所まで失う人が相当数出ることとなり、給付金というわかりやすいサポートが発動された事で、「人間のどうしようもなさ」を感じる事が増えました。

職場の先輩は
「給付金また出ないかなー」
「休業にならないかなー」
「飲食店が時短要請のお金で儲かってる」
などと散々言っていた挙句、軽症ながら感染、
職場を大混乱させ、復帰した後
「自分は軽症だったから、自宅療養だった。
だから治療費もただにならないし、ホテルとかで療養した人達は食事もただだったのに」と。

仕事も首にもならず、実家は近くにあり、後遺症もなく仕事に復帰した40代後半の言動がこれかと。
しかももともとヘイト発言多かったですが、
すっかり中国のせい、賠償金払わせろくらいの事を言い始め。

現実に仕事を失い、自殺する人が増えていたりする中で、私はご飯を食べる事ができているのに、給付金もらっていいんだろうか?って思っていたので、あまりの感覚の違いに愕然、というよりげんなりしてしまいました。

私が良い人だ、とか言いたいわけではなく
「公平」であるべきと考えるなら私はもらわなくていいのでは?と考えるのですが、先輩は「自分より得をしている人がいてずるい、だから公平にする為に自分ももらうべきだ」なんだと。

どこからそんなお金が出るんでしょう。

自分が税金を払ってるから、なんだと思うのですが
1人の払う金額なんて一部の人以外たかがしれているのです。
ここまでの規模になったら賄える訳がない。
しかも休業希望って。

でもこういう考えの人は決して少なくない、とブログを見ていて気づいて本当にげんなりします。

完璧な分配はあり得ない、しかもこれだけファクターが多く、着地点が見えず、規模が大きいのにスピードを要求される場合には歪みが出るのは当然で、それでもやらざるを得ない。

そのくらい、いい大人なんだからわかんないかな。

こういう時ほど、つまんない煽動記事に踊らされるのではなくて、困窮している人がいる事実を認識したり、政治や報道に対してまともな感覚を失わないようにしたいと思うのです。


前にもあげたような。

タイピングの練習をしていて、長文の練習に「日本語憲法前文」があって、改めて素晴らしいなと夜な夜なタイピング。

戦勝国から押し付けられたような憲法だったとしても、その戦勝国すら叶えるのが難しいからこそ理想とする理念だったとしても、間違いなく今この世界に生きる人が胸に留めるべき理念です。

「日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民と協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。
われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。」