寝たきりの頃から、5年以上お世話になっている整体のお兄さんから、来月中旬にサロンを閉めるとのご連絡が。
病院でも匙を投げられた症状にも根気よく丁寧に、時間も度外視で施術をしていただいて、お兄さんのおかげでなんとかやってこられたと言っても過言ではなかったのです。
連絡を頂いた時は、体調を崩されたのか、それともご家族の事だろうかとあれこれ考えていたのですが。
お伺いしたら、「色々重なった結果なんですよー」と。
2年前に手術をして、それ事態は問題なかったけれどその後人間ドックに行っていなくて久しぶりに行ったら、色々と怪しい数値が出てしまい、再検査の結果今の働き方ではだめだとドクターストップがかかってしまったと。
確かにお会いした当初は、予約も常連なら何時でもおっけーというエクストリームな働きぶりで、よく「いつ寝てるんですか⁈」と聞いていたものですが、ご自身ではそれが楽しいし、ストレスも感じてないし、そういえば最近むくむなーとは思ってたんですよね、と。
(実際はドクターからすれば「そう言えば」どころじゃなかったらしく)
そこで、コロナ禍でもあるしセーブしようと考えていたところに、奥様から「離婚して欲しい」と言われたそうなのです。
奥様も実業家で忙しくされていて、かつ趣味にもアクティブな方のようで、お互いに良い距離感を持って仲良くされている理想的なカップルだと思っていたのです。
時々、お食事に行ったり旅行に行ったお話を聞いていたり、奥様のご両親が事故に遭われた時は海外にいた奥様のかわりに駆け付けてしばらくリハビリをなさったりされてもいて。
ルックスは誰が見てもかっこいい方で、性格は温厚、技術も知識も国内でも屈指のレベル、話題も多岐に渡って私とは「おそロシア」やら「新興宗教」やらアニメやらの話をお相手してくださって、メンタル面でも癒やしていただいていたのです。
ホスピタリティもとんでもなくて、「世の中の男性がみんなこのお兄さんみたいだったら、どれだけ女性は幸せになれることか」っていつも思っていました。
そのお兄さんが離婚してほしいと言われるだなんて!ってご病気も心配ですが、そっちの方が驚愕で。
お兄さんも全く想像もしていなかったそうで、
奥様の方が年月を経て考えが変わっていったり、
コロナ禍で事業も大変だったかもしれないし、
(奥様だいぶ歳上らしいので)更年期の不安定さもあったかもしれない、それに自分が気づけなくて自分が至らなかったんです、と。
夫婦の間のことですから、他人には分からないですが、それでも歳上で実業家でもある女性が辛くても悟られないようにしていたなら、さすがのお兄さんでも気づくのは無理でしょうし、一緒に過ごす時間がなければ尚更無理だろうと。
それに、お互いエスパーじゃないのですから「察して欲しい」はだめなんだろうなって。
奥様の趣味関係のコミュニティに時間を割くようにもなられていて、そっちが楽しくなったのかもしれませんね、とも。
奥様がお兄さんに何を求めていたのかはわかりません。一緒に過ごして欲しいというのもあったようですが、奥様自身も自由にされていたようですし、先月は奥様のご両親も含め家族旅行にも行ったんですよ、と。
それが1週間前に離婚を言い渡されたと。
もちろん、女性が離婚を言うからにはそこまでに溜まったものがあるのですよね。
ほんとはそうなる前に自分の気持ちを説明すべきですが、もうそれもできないところまで行ってしまったのか。
ライフスタイルはどんな形でもお互いが心地よければ良いと思うのです。
でもきちんと話す、という事は欠かしてはならないんだなと。
そしてやっぱり、離れていると1人で考える時間が長くなって、相手のことを勝手に解釈してしまって決めつけたりしてしまう気がします。
お兄さんでだめとか、ほんとに人間関係は難しいです。