※長いです。また、ご興味ない方は次回のブログにお付き合いください![]()
「信者ビジネス」について時折記事を書いており、ずっとウォッチしていましたが酷いことになっています。
元子宮委員長に傾倒した假屋さん。
教祖に憧れて壱岐への移住、それもラグジュアリーな住居を建てて、教祖や自身の「ファン」と共にスピリチュアリティに溢れる日々を過ごす事を思い描いていたのだと思います。
渡り廊下で繋がれた別邸があり、満点の星空を眺められるバスルーム。
建築される土地にはパワーストーンを撒いて、エネルギーを与えるとか。
自身の「夢」を叶えたい!
だけど「お金」が足りない!
銀行には「融資」してもらえない!
普通はここで諦めるかスケールダウンするか、
まずは稼ぐ事を考えます。
でも「信者ビジネス」、とりわけ子宮系は特殊で「ファン(信者)」を「応援者」と言い換え、資金調達を「応援者」からの「温かいお金の循環」と言い、支払い期限が迫ってくれば返済期限を「チャレンジ」にし、危うくなると「自己破産してしまう!」と「ファン」を煽る。
「みんなの夢を叶えるために、あと1000万!」
「お金が無かったのに『私の』資産ができる!」
まだこの段階までは、寄付や融資をした方達も家が建てば憧れの舞さんに会ったりセッションをしてもらったりできる!日々の暮らしに疲れたら、スピリチュアリティに溢れた素敵な建物で「リトリート」する事ができる!と考えていたとしてもまだ理解できるのです。
にも関わらず。
彼女は突然心の声を聞いたらしく、
「壱岐には移住しない、家にも住まない」と宣言。
これには流石に驚きました。
資金不足で完成しないパターンかと想像していましたが、「自分ビジネス」として自分を売っていた人が、そこには行かないと。
彼女だけではなく、
「心の声に従った」、
「セッションを受けて自由になった」、
「腹を括って決意した」、
とだいたいいずれかの表現ですが、
不安や迷いが出るたびこのどれかで前言撤回。
「今まで移住しなくちゃと思っていたのは、ほんとの気持ちじゃなかったんだ!」
信者じゃないけど、嘘でしょ⁈って。
自分は行かないけど、ステークホルダーのみんなは自由に使ってね、リトリートの為の「みんなの為の」家なんだよ、それが資金不足で私が自己破産したら「みんなの夢」が叶わなくなるんだよ!
なのだそうです。
移住を辞めたのは心酔していた教祖から、
「難病で内臓が溶ける病気、あと2年しか生きられない」などと言われた事や、資金集めのために相当数の「バンカー」が集まって彼等のお相手をしなければならない事がリアリティを持って来た結果だろうと思います。今更なのが驚きますが。
世の中には「情報商材」や「信者ビジネス」、いくらでも集客する方法がありますが、
教祖が「ポルシェに乗りたい」プロジェクト、
教祖が「素敵な家に住みたい」プロジェクト、
こんなあからさまな集金、ビジネスではなくタニマチなんでは?
だとしたら何も返さなくていいんでしょうけど。
まるで自分の「コンサル」に従って、
「心の声」を聞いて移住してくれば面倒見てあげる!
と言いながら面倒になれば相手のせいにして、何人もが島を去り、移住すら辞めると言い出す。
教祖に丸投げしてしまった側にも責任はあるでしょう。でもこんな教祖に絡め取られてしまった時点で、理由は様々でも正しい判断ができなくなっていたはずです。
そこにつけこんで、これ以上お金にならないとなると切り捨てる、本当の覚悟がなかっただのと言って。
「自己責任でしょ?」と。
飽きたら、嫌になったら、怖くなったら。
「そんな弱い部分も『私』なんだから、認めてあげなくちゃ。逃げだっていいんだよ。今はそれが正解なんだ。」などと言って終わりです。
何にも、誰にも責任を取らない。
自分を頼ってきた人には「自己責任」を求める。
呆れるほどの清々しさです。