5分くらいの短い動画なので是非観て頂けたら。
以前にも、仕事がら日本のトップクラスの富裕層らしい人を接客する為、色々思うことがあって「富や名声は人を幸せにするのか?」と言った記事を書いていたのですが。
結論は、「自分で自分を満たす事を知っている人が幸せな人」だと思っています。
芦屋に別荘を建てようが、(どうせ自慢するなら六麓荘くらいにしてほしい)フェラーリをもとうがプライベートジェットを持とうがいつも不機嫌で、私達を下僕みたいに扱う人もいれば、セールのご連絡(たかだか数千円の違いだから、その方にとっては大した額じゃない)をしただけで、お礼に、といって「倍返しまんじゅう」をお土産にくださり楽しませてくれる人もいます。
スイスから来ていた男性は元もとご自身が愛用していたようで、「いつも使っているナイトクリーム」と、8万円のクリームをお買い上げ。
日本も好きで美食家でもいらっしゃるようで、以前京都では湯葉が美味しかったけど、大阪は何?とおすすめを聞いてくれたり、時計売り場の場所を案内させていただいたりする短い間も楽しくお話しさせていただきました。(なんか気に入られて、「時計見るのも付き合ってほしいくらいなんだけど」と残念がられました。私も残念でした。だって私なんかには見せてくれないレベルの超絶技巧な時計が見られたはず!)
時々書いていますが、人は平等ではありません。
社会として公平を目指すべきだったとしても。
順風満帆に見えた人生が急に暗転することも、
一生過酷な人生を歩む事も、または逆転する事も、
穏やかに一生を終える事も、個人の努力だけではどうにもならない事も多々あります。
自分以外の事は、どうにもならない事が圧倒的に多いです。
だからこそ、「自分はどうありたいのか」を常に意識する事くらいしか揺らがない術はないのだと思います。
バフェットと比較するのもおこがましいレベルですが、お金があれば食洗機が買える、洗濯乾燥機も買える、っていうか家事代行サービスも頼める。
高いお洋服は着心地も素晴らしいし、快適です。
高級なホテルのサービスは行き届いていて心地よいです。
(脱線しますが、日本ではスタバからファミレスから接客レベルが他の国よりは高いらしく驚かれるようです。「何でスタバの店員くらいでそんなにもてなしてくれるんだ⁈(高給でもないのに)」と。アメリカのエアラインなんてちょっと遠い席の客にはナッツの袋投げてきますもんね)
お金で買えるものは確かにある。
ですがその全てを手中に出来るバフェットが、愛情のある人間関係を築けたかどうかだ、と。
今でこそ変化してきてはいますが、なんとなく日本人って家族や親戚やご近所的な「言わなくても分かってくれる」村的な感覚による甘えが遺伝子レベルで残っているじゃないかなと。
アメドラばっかり観てるせいもありますが、バフェットにしてもアメリカ人が家族やパートナーとの愛情を最重要に考えるのは、基本に「人間は一個人と神との契約だ」って概念がこれはこれで遺伝子レベルなんじゃないかと。
あくまでも独立した個人であるが故に、お互いの理解を丁寧にしなくてはならない。
バフェットの言うコミュニケーション能力がなければ、あっという間に孤立してしまうという事を知っているし、豊かな人間関係がいかに貴重なものであるかをわかっているのだと思います。
その時にはわからなくても、自分の関わる人に対して誠実に対応していたら、何年も経ってから救われる事も有ります。
他者に対しては誠実に。
自分の機嫌は自分でとる。
辛い時も楽しい時も、人生を楽しむ余裕を持つ。
そんなふうにできれば、とても幸せな一生だろうと思います。
段ボールに書いちゃえば「こうきゅうなくるま」
