進学にせよ就職にせよ、大阪を出る、もとい「東京」に住むなどと全く考えていませんでした。
就職をきっかけに一旦東京に住むのですが、研修終了後の赴任地希望は「名古屋から西」(寒いとこじゃなければどこでもいくよ)で、結果大阪に戻る、結婚を機にまた東京へ。
大阪にいた頃は、なんか気取っててやだとか、笑いのスタイルがあわん、食事はどうなんだ⁈と、東京にメリットを全く見いだせず。
ですがなんだかんだと通算27年くらい東京に住んでいて、すっかり東京の良さを享受しています。
自然豊かな意識高い系エリアから、ビートたけしの出身地でもあるなかなかハードな下町エリア、23区内でもっとも夜間照明が少ないとされるベッドタウンに、
「東京カレンダー」でぎりぎりドヤれるエリアのタワマン、現在は旧東海道沿いの下町、と結構バラエティに富んだ東京生活を送ってまいりました。(羽田空港の中に住んでたこともあるよ)
東京に対して、人が冷たいとか殺伐としたイメージを抱く方もいるかもしれませんが、世界中どこの都市でもよくあるパターンというか、人種もバックグラウンドも多種多様な人が大勢いることで、いきなり踏み込まない適度な距離をとるのが身につくのだと思います。
(下町だといきなり踏み込まれます。そういう意味ではお好きなスタイルのエリアが選び放題
)
)人間、文化の違いがあっても何だかんだそう大きくは違わないんだと思います。
大阪のスタイル大好きですが、東京のハイレベルに放置してくれる距離感も良いのですよね。
そして全てにおいて選択肢が多い。
住む街も、付き合う人も居心地の良い場所を選ぶ事ができます。
人は確かに多すぎるし、地平線なんて見えないし、
物価も高いですが、私みたいなめんどくさい人間でも、あれこれ言われず暮らせるのは良いところかな。
月明かりではなく、遠くの建物の照明が窓に映って反射しています。
去年旅行をした際に、「降るような星空」というのを初めて見たのですが、ほんとうに素敵でした。
東京に長く住んで、良さを感じていますが、どこに住んでもその場所の素晴らしさがあるのだと思います。
