シュタインズゲートの選択 | 日々是一進一退

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20年以上接客業に携わってきました。
その前は公務員をちらりと。
接客メインで書こうとしておりましたが、すっかり四方山話になっております。

「シュタインズゲート」、DSのゲームをアニメ化した名作ですニコニコ
今日も説明なしでどんどん行きますから、スルー推奨ですあせる

映画化もされて、海外でも根強い人気を誇るコンテンツ。(去年だか一昨年だか、北米でのDVDセールスがドラマやら映画やら全てを合わせた中で1位になった事が。かなり安い値段で販売されたかららしいですが、
それにしても凄い記録です汗)

今期、「シュタインズゲート 0」が放映されているのですが、主人公が「シュタインズゲート」で誰も不幸にならない「世界線」にたどり着こうとした結果、さらなる未来では人類規模のディストピアになっている。
それを変えるのか否か?というのが今期の物語。

SFの世界では、というかサイエンスの世界では、選択の結果どんどん未来が分岐していく、かつ、同時に別の世界線が存在していると言われます。(昔の言い方だと「パラレルワールド=並行世界」ですが、より緻密になった感じですよね)

物語は前半は、秋葉原や厨二な主人公、友人のねらーな「スーパーハッカー」、メイドカフェでバイトをする幼馴染、などオタク方面の萌え要素が満載で、かつ
「ラジ館」(ラジオ会館、無線マニアレベルのオールドなオタクの心まで掴んでます)やらCERNを出してくるあたり、今のアキバの萌えタウンのみならず、過去のアキバを知る理系オタクにも訴えてきて、それはもう楽しく観られるんですよー。

が、うかうか楽しんでると中盤あたりから、ひたすら辛くて悲しくて息苦しい展開が怒涛のようにやってきます。
(これに「コードギアス」を足して、コンパクトにやりすぎたのが「シャーロット」、でもエンディングは好きです。ひたすら長くやりすぎたのが「Re:ゼロから始める異世界生活」。ところどころ演出が良くてなんだかんだ観てしまいましたが。)

で、「シュタインズゲート」。

昔から過去や未来を変えたり、見たりしてみたい、という人間の願望はたくさんの物語を産んできました。
とりわけ近年の、変化のスピードが恐ろしく早く、不安定な世界で寿命も延びている中生きていかねばならない、っていうある種の閉塞感が「タイムリープ」のジャンルを盛り上げている気がします。

日々、ひたすら選択の連続です。

起きる時間に、一日のスケジュールをどうするのか、何を食べるのか、誰に会うのかと言った細かな事から、仕事や人間関係や人生の選択を迫られる事まで、動くにせよ動かないにせよ選択をしなくてはなりません。

ですが、選んだ選択の先に正しく幸せな未来はあるのか?
選ばなかった選択が正しかったのじゃないのか?

と人は思ってしまいます。
選ばなかった方がもっと良かったのじゃないか?
なぜ、選んだ方に自信が持てないのか?

選んだ方は結果が見えた気になってしまう。
選ばなかった方は真っさらな未来があったかのように思えてしまう。

けれど、ひたすら選択が続き世界線が分岐していくのなら、当たり前ですが結果を知る事はどちらもできないのですよね。

ならばその都度、「こっちがいいと思う!」くらいの気持ちで選ぶしかなくて、選んだルートが良いものになるように更なる選択をするしかないのかな、と。

それに私、あの頃に戻りたい、っていうのもあまりないのです。痛みが無くて、指がスムーズに動かせた頃に戻りたいな、とは思いますが。

それよりは未来の選択の方に関心がいってしまうタイプです。

みなさんどうなのでしょう?
戻りたい過去、やり直したい事、ありますか?
それとも未来を見に行きたいですか?

私は宇宙の始まりと終わりを見てみたい、とは思いますニコニコ


以前弱ってた時期に、1日1食ご飯を作る、っていうのを目標にしてたころのレシピ本の写真。
漢方の医食同源をベースに時間をかけず、食材も手に入りやすいもので作れて味も良くてかなりお世話になりました。

起き上がるのも無理だった時は、ポカリスエットとカロリーメイト、バナナで生き延びてましたガーン
私の半分は大塚製薬で出来ています、みたいな汗

そこからすれば、だいぶ無理してでも仕事復帰を選んで良かったなー、とか当時から相談にのってくれた友人達のおかげだなー、とか感慨深いものがありますニコニコ