
今回は、以前アメンバー記事で書いていた内容とも重なるのですが、ブログについて思う事を書いてみようかと。
先日、私がアメブロを書き始めるきっかけとなった、大好きなブロガーさんが長く書かれていたブログを辞めて退会をされました。
理由は一つではありませんし、辞められた理由の全てが後ろ向きなものでもありません。
ただ、大きな理由として、ブログの表面的な部分だけを捉えて執拗に批判や中傷を繰り返す人が少なくなかったようです。
通常の人間関係でもありますよね。
自分の辛さや悩みをなんでも人に聞かせてくる人もいれば、とても辛い思いや状況を抱えていても何も言わずにいる人もたくさんいます。
何も言わないからって何も無いわけじゃない、大人なら大抵の人が理解している事を、わからない人が残念ながらいます。
想像力や共感力や思い遣る力がちっとも無くて、ただ自分だけを見て欲しい、自分の辛さを抱えきれない、
ひたすら自分に囚われている人が。
SNSってほんとに特殊な場所で、通常だったら繋がり得なかった人同士が容易く繋がってしまう。
実在する人間同士なのに、匿名でネットワークを介する事でまるでバーチャルのように感じてしまう。
同じ人間のする事だから、妬んだり羨んだりするのに、傍らバーチャルに思えるから平気で攻撃してしまう。相手をゴミ箱のように扱ってしまう。
私がブログを書き始めたきっかけになったのは、原因不明の全身疼痛やら何やらでほとんど起き上がれなくなって、スマートフォンだけが動かせるってくらいだった時に闘病ブログに辿り着き、毎日必死で生きているブロガーさんに出会った事が最初です。
その後、自分でもブログを書くようになり、ありがたいことにこんな私のブログを読んでくださる方がいて、その繋がりでまた別のブロガーさんに出会ったりと私にとっては大切な場所になりました。
千年の昔から日記文学という物に親しんでいる日本人ならではのブログ文化だと思うのですが、膨大な量のブログの中から、何かを感じて読むようになったりコメントするようになったり、いつしかとても大切な人になっていく。
これが奇跡じゃなければ何なんだと。
本名も、住むところもしらなくて、繋がりはブログだけ。でもブログでしか書けないことや言えない事があってそれを共有している。
緩やかで穏やかで、儚くて、だけど何者にも代えられない繋がりで。
他の人のブログを荒らしにくるような人達には、一体なにが見えているのでしょうか?
ままならない日常や思いを抱えてつらい自分がいるのに、楽しそうにしている他人が許せない?
そんな気持ちに取り憑かれてしまったら、抜け出すのは容易な事ではありません。
生きていくって簡単な事ではないです。
だからほんの少しだけでも、相手に思いを馳せる事が出来たら、世界は自分にとっても優しいものとなると思うのです。
最近やたらと聴いている、「残響のテロル」に使われたガリレオガリレイのシングルの1曲です。
声のトーンとか歌詞とか好きですねぇ