そもそも、おもてなしとは❓ | 日々是一進一退

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20年以上接客業に携わってきました。
その前は公務員をちらりと。
接客メインで書こうとしておりましたが、すっかり四方山話になっております。

夏休み、はいっちゃいましたね。
例年駅ではポケモンスタンプラリーの時期です。
(一度お子さんに付き合ってやっているお客様に台紙、というか冊子ですね汗を見せていただいたことがあるのですが、羽田空港までのモノレールの駅まで載っててびっくりでした。すごい時間と金額ですよね。)

が、今年はある意味リアルワールドでポケモンゲットだそうで。
エリア限定のARはたまにありましたけど、世界中って驚きです。
ついにアメリカ人にメートル法が浸透するのか⁉️

なんだか世界中でえらい事になっているそうで。

すみません、電車に乗ってたもんでついついスタンプラリーを思い出したりして関係ない話が汗
常に長いアイスブレイク、割りすぎガーン

いわゆるおもてなしに、施設の開店と閉店時にずらりと並んでお客様のお出迎え、お見送りというのがあります。

やる側としては、いらっしゃいませだし、ありがとうございましただし、ちっとも嫌な業務ではないんです。が、自分が客側でやられるの、無茶苦茶苦手です。
何か申し訳ない、そのお店に入ったらいらっしゃいませでいいです、恐縮です、みたいな汗

そしてこれってほんとに喜ばれているのだろうか?みたいな。(と思って聞いたりしてみたら、開店のいらっしゃいませをされるのが好きという意見が少なからず男性からあり。)

なんてことを思っていたのですが、先日読んでいたジェーン・スーさんのアエラのコラムにありました。

やはり苦手との事。見えなくなるまでお見送りとか、来店すると荷物を持ってくれるとか。男性顧客も多いエステサロンでそのサービスについて聞いたそうなのですが、男性のお客様で喜ぶ人が多いようです。

あ、もしかしてあれか❓
と思い浮かべたのが社長と社長秘書の光景です。
出迎える、鞄を持つ、見送る、みたいな。
あぁ、おもてなしもそもそも男性目線ががっちり入って作られたものだったかとー。

確かに、ホテルもレストランもデパートももともとは男性職員が多かったわけで汗
そこに「お客様は神様です」なんて加わろうものならこうなるかー、とガーン

やりたくないと言うわけでなく、形式になりすぎてるところがどうにも好きになれません。
お客様が見えなくなるまで見送り、もそうこうしてるうちに他のお客様、待たせてる可能性大で。

接客者以外の全員で見送りも、気持ちとして悪くないと思いますが、別れの杯でもあるまい?と。

仏作って魂入れず、な感じが否めなくて、単純にありがとうございました❗️、別れがたくてお見送りをぎりぎりまで、って気持ちでやりたいのです。

決め事にする事だろうかと。

でも、その形式に大満足な方も多いからこうなってるんですよね。
私達の挨拶に丁寧に会釈をしたり、挨拶を返して下さる方はほんとにありがたいですおねがい
逆に申し訳ない気持ちにすら汗

が、当たり前のように大袈裟に言えば睥睨するかのように行く人なんかはげんなりです。
「お客様だぞ❗️」みたいな。
で、「裏コーチ」としては言いますよっ!
「買わない人ほど偉そうだし、サービスをむやみに求めるし、崇め奉れ状態だ」と。

常々書いていますが、人と人として接する事はできないのかなと。
お客様と販売員(この言い方も蔑みの混ざった言い方する人、いますね)としてであって、ご主人様と下僕ではないんだけどなと。

適切な距離感と、人としての生きた感情をこめてこそのおもてなしだと思うのです。

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とあるレストラン(有名店でかつ、名物メニューだそうですが、リーズナブルなプランで食べる事ができました)で出てきたウニを使ったアミューズ。

ウニ、見た目がだめで苦手でしたが、抜群に美味しかったです。ウニ好きの友人がじっくり味わっているところを、価値もわからん私は「ウマー(^。^)」くらいでサクサク食べて、「早っ!」ともったいながられていました。