小沢氏「棄却」に一礼指定弁護士は憤り隠さず

2度目の結論も「無罪」だった。

12日、東京高裁で開かれた陸山会事件の控訴審判決公判。

新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)は、裁判長の「控訴棄却」の声にホッとした表情で頭を下げた。検察官役の指定弁護士は厳しい表情で判決理由に聞き入った。

この日、午前10時半から、高裁102号法廷で言い渡された判決。小沢代表は、うつむき加減にじっと目を閉じて開廷を待った。小川正持(しょうじ)裁判長に促されて証言台の前に立つと、裁判長に一礼。1審の無罪判決の維持を意味する「控訴を棄却する」という主文を聞くと、約5秒間、頭を下げた。傍聴席からは拍手がわいた。

判決後、小沢代表の弁護団は東京・霞が関で記者会見。「1審判決より良くなりました」と説明すると、小沢代表は「ああそうですか」とうれしそうな表情を浮かべたという。弘中惇一郎弁護士(67)は「小沢代表だけでなく、事件全体としてほとんど犯罪がなかったと言っており、思った以上の判決」と語った。

一方、同じく記者会見した指定弁護士の村本道夫弁護士(58)は、顔を紅潮させながら、「内容的には非常に承服しがたい」と語り、憤りを隠さなかった。

201211121613 読売新聞)

何度も拙ブログで言っているが、証拠を積み上げて有罪か無罪かを決定するのであって、感情に左右される裁判であってはいけない

>事件全体としてほとんど犯罪がなかったと

上告するのならばこれを覆す証拠を持ってこなければならないぞ