新型インフルエンザ:ワクチン副作用、初の10代死亡例報告

厚生労働省は9日、新型インフルエンザワクチン接種後の副作用報告で、初めて10代の死亡例があったことを明らかにした。

死亡報告は8日までに64件あり、未成年は初めて。

死亡したのは山口県内の男性で、免疫機能が自身の組織などを攻撃する自己免疫性疾患などの持病があった。

11月27日にワクチン接種を受けた際に腹痛とだるさを訴え、4日後に勤務先から体調不良で帰宅した後、嘔吐(おうと)して死亡しているのが見つかった。死因は調査中。【関連記事】

毎日新聞 20091210日 東京朝刊

いかにも残念・・・ご冥福をお祈りします

まっ先に思ったのがサイトカインストーム

サイトカインストームとは、自己の体内に入り込んだウイルスを攻撃する役割の免疫(サイトカイン)が過剰に産生され、自己の組織を攻撃してしまう(結果、多臓器不全などを引き起こす)ことだが

接種後に腹痛(いかにも臭い)とだるさ、4日後に嘔吐して死亡

サイトカインストームとまでは行かなくてもじわじわと・・・

もともと免疫機能が自身の組織などを攻撃する自己免疫性疾患

があったとすると、ワクチンのウイルスは不活化していたとしても影響はあっただろう

この疾患にワクチンの適応はあるのだろうか



もうひとつはこれ↓


患者・医師ら27人、新型インフルに美唄

北海道美唄市の美唄病院の入院患者や医師ら計27人が、新型インフルエンザとみられる集団感染をしていたことが分かった。

岩見沢保健所などによると、今月3日から9日までに入院患者21人と、医師や看護師ら職員6人がせきや熱などの症状を訴え、簡易検査の結果、全員がA型陽性と診断された。いずれも症状は安定しているという。

患者21人のうち3人には、ぜんそくなど基礎疾患があった。同病院では、発症した入院患者を別の病室に移したほか、職員を自宅療養とした。

道健康安全室によると、医療機関で新型インフルエンザとみられる集団感染の報告は道内で初めて。

200912101107 読売新聞)

美唄市には美唄病院が2つある

市立美唄病院 総合 98床(一般53、療養45)

医療法人倫生会 美唄病院 精神科 234床

どっちだろう

こんないい加減な報道は、あかん

院内感染が疑われるのだから、報道する以上正確に病院名を表示しなければならない

いずれも症状が安定していることが救いだが