松本市の広報。

山崎貴監督の表紙がカッコいい。

 

 

 

僕より7つ上だが、

近い時代、同じ場所で

青春を過ごしたかと思うと、感慨深い。

情報の少ない時代、

夢を追い続けることが、

本当に夢だったように思う。

 

夢。

僕も中学の頃から

小説らしきものを書き始めて、

高校では新聞部で、

好き勝手に、記事やら、

小説じみたものを書いていた。

 

高校3年の時、

校友誌の編集委員長になった。

友達の名前を借りて、

修学旅行の思い出だの

クラスマッチの思い出だの書きまくり

(これもまた創作)、

自分で書いた小説も勝手に掲載した。

 

高校を卒業して、上京して、

児童文学の作家になる、

という夢を見つけた。

3年間、東京に居て松本に戻った。

すぐに結婚して、就職して、子どもができて、

社会生活を送ることは、

夢が離れていくことでもあった。

 

そんな夢が過去のもの

になろうとしていた時、

僕は人や社会生活に嫌気がさし、

疲れてしまった。

家を失くして、心と体を痛めて、

仕事を辞めて、離婚して、

さらに大切な人を失くして、

気が付くと、

夢がまた目の前にやってきた。

 

愚かとも思える。

結局、夢だけが僕の手元に残ったのだ。

 

高校時代、校友誌に書いた小説。

少し先の自分の未来を書いていて、

ほぼその通りになった。

もちろん、望まない未来だ。

決別だけだと思っていたけれど、

今になって読み返すと、

再生でもあるように思う。

 

夢だけが、僕の支えだ。

 

さて、最近、箱買いしたプロ野球チップス。

箱買いなんて、これもまた夢である。

 

 

 

もちろん、カード目当て。

 

 

・・・小さな夢である。