大工さんに憧れて建築科の学校に通い
学校の授業でノコギリの使い方は
学べないことを入学してから知った。

その後、某大手ゼネコンに入社。
10数年勤めた。
欠勤ゼロだけが私の自慢である。

どこもそうであるが現場の監督系の
会社はブラック企業のお手本のような会社
なので、月に200時間くらいの残業では驚かない。
この辺の話はPart100くらいで書こうと思う。
他にいっぱい嫌いなところがあるので
今回は建築業界の見積書について書こうと思う。

家を建てたり、修繕したり、増築したり
建築系の工事を依頼したことのある方は疑問に
思ったのではないだろうか。

見積書の中身を理解できただろうか。

10数年勤めた私からみても
全く理解できない。
チンプンカンプンである。
一式でいくら、とか
何平米いくら、とか
ある程度相場で決まった単価で作成する。

一般の方が理解できるものでは到底ない。

材料はこれで何個使うからいくら
それを工事する作業員が何人で何日かかるから
いくらです。
と記載があって欲しくないだろうか。

建築工事は金額がとても大きい。
不明瞭な表現を使うのはすなわち
どんぶり勘定だと言うことである。

スーパーのチラシを何枚も見て安い方の
お店で買って、少しでも節約をなんて
やってる我々からすれば本当に許せない。

建築の見積書は専門的な表現をして
うやむやにしている。

どんな業界でもそうであるが、専門業者側が
素人相手にお金に関して真摯でなかったら
それはプロとは言えない。

病院に行って、レントゲンを撮られ
医者からなんの説明もなく手術するので
費用100万円用意してください
と言われて分かりましたとはならないだろう。

我々にとっては1,000円と10,000円の違いは
死活問題である。

プロとして見積書の内容は一般人には細かく
説明する責任が私はあると思う。

分かりにくい見積書を堂々と出してくる
建築業界が私は嫌いだ。


今工事をされている方がいたら
是非、使ってる材料の値段を調べてほしい。
ネットですぐ分かる。
また作業に何人来たか確認してみて頂きたい。
1人1日2万円くらいとして計算したら
いったいいくらだろうか。
それが原価である。