先日、購入したチベタンシンギングボウルを「グワーングワ~ン」と鳴らしてたら懐かしくなった歌「シャ・リオン」。
「ワーズワースの冒険」や「ワーズワースの庭」の主題歌。
久々に聞いてみたたらやっぱり神曲♪私は聞いてるだけで魂を揺さぶられます。


まずは聞いてみて下さい。中国在住で見れない環境の方用
YOUKU:「ワーズワースの冒険」←9:00辺りから「シャ・リオン」流れます。広末涼子が超若いよ!!!

さて、聞いて頂けましたでしょうか?おっさんの私には「懐かしい!」
そして気になるのが歌詞!!これ何語なんでしょうか?と思って色々調べてみました。
シャリオンの歌詞は公開されておらず耳コピ?で記載している方がいました。
Triple FIve Studio /blog/

O Kaste Qui Asonuy Ufea
Non Ornecout Usta
Non Dakat Usta
Sela Quana Nueno Kap O Nu Ura
O Kaste Qui Asonuy Ufea
Non Ornecout Usta
Non Dakat Usta
Sela Quana Nueno Kap O Nu Ura

Sui Mem Mim Aui Sart Aui
Buf Toof Et Iso Et Ela
Qui Mozsiwo Nu Wakul Et A Toikaya Sasesso

Ie Qui Lo... Colo...Co Co..
Adorne Luci Naima Qui Sha Taa

Ie Qui Stimor, Ukus'd Emi, Mus Tesico
Ie Sui Filo, Mime Qui Mor, Son O Sha Rion

うむ、何語でもないので、何語かかわからない(笑)
謎のこの歌詞について今日は長めに掘り下げてみます!!


1.歌ってる人「河井英里」さんのこと。
歌詞のことに触れる前に歌ってる「河井英里」さんはお亡くなりになったそうです。


河井英里LIVE「シャ・リオン」透明な歌声と笛?オカリナ?に注目!
2008/8/3に肝臓がんで享年43才という若さ。。ご冥福をお祈りします。
追悼ライブなどの情報はこちらのぴよ工房の『日々是迷走』で更新されています。


2.作詞作曲「大島ミチル」さんのこと。
さて造語の歌詞に迫ってみたいので作詞作曲をした「大島ミチル」さんを調べてみます。
すると公式ブログの「シャリオン」という記事で以下のようにコメントされてます。

要約:「無国籍なイメージ」で作曲したこの曲、仮録音の時、英語の詩をカタカナ読みして、
更に逆から適当なフレーズでくくりメロディにのせてみました。
仮の歌詞がとても面白かったので、本番でもその歌詞を使う事に!!

なるほど、無国籍なイメージを大事にしたいから、歌詞の元の詩の情報も
極力抑えられている様子です。


3.歌詞はワーズワースの詩を元に作った「造語」
更に調べていくと、もう少し情報がありました。

ワーズワースの冒険第98回で「シャ・リオン」の謎に触れてます。

要約:イメージは「架空の国の民族音楽。」
ワーズワースのとある詩を逆さまに拾った音が歌詞!
つまり、「これからも よろしくね-KOREKARAMO YOROSHIKUNE」を逆さにして
「ねくしろよ もらかれこ-ENUKISOROY OMARAKEROK」←声に出して読むと面白いよ♪

なるほど。。。カラクリはわかるけど、結局よくわからん!!!
と思ったら、おんなじ事を思い調べてる人がいるようで
ニコニコ動画に「シャ・リオンの逆再生」動画が挙っていましたwニコ動すげー。

この「シャ・リオン」の逆再生。必聴です!!逆再生でも音楽として成立してます!!

動画内の画や、コメントを見る限り、この動画の中では、シャ・リオンの元になったワーズワースの詩を
「TO THE CUCKOO」=「郭公」の詩だとしている人が多いようです。
ですがワーズワースの「TO THE CUCKOO」=「郭公」の詩を見ても
曲のイメージと合わないので私はそうは思わない!!
だからウィリアム・ワーズワースの詩を見て更に調べてみる!!


4.ワーズワースの「どの詩」が元なのか考える
先ずウィリアム・ワーズワースの詩が載っているサイトを探すとあった!
English Poetry and Literature
ワーズワースの詩が日本語訳と原文の詩両方が解説付きで載ってる素敵なサイト♪


大穴「浮世のこと」The world is too much with us
大人の時間や、趣味がテーマの番組用のテーマ曲なのであり得ないことはない。
だけどちょっと穿ちすぎかなー。


対抗「カッコウに寄す」 To the Cuckoo
上で違うんじゃないかと書いてるけど、詩を見直していると、やっぱりそれっぽくもある(笑)


本命「水仙」 The Daffodils
本命はやっぱり水仙!私でもこの詩だけは知っていた気がする!
For oft, when on my couch I lie
  In vacant or in pensive mood,
  They flash upon that inward eye
  Which is the bliss of solitude;
  And then my heart with pleasure fills,
  And dances with the daffodils.

この辺りなんてワーズワースの冒険のテーマと、「シャ・リオン」のイメージに
ピッタリじゃないですか??


ド本命「虹」My Heart Leaps Up
  My heart leaps up when I behold
  A rainbow in the sky.
  So was it when my life began;
  So is it now I am a man;
  So be it when I grow old,
  Or let me die!
  The Child is father of the Man;
  And I could wish my days to be
  Bound each to each by natural piety.

この詩に関しては直感で「これだ!」と思いました。まず合ってるだろうと思います。
大島ミチルさんが「元の詩」を謎のままにしてくれているので
ウィリアム・ワーズワースの色んな詩を見ることが出来ました。感謝!!


↓有名ドコロ以外にもワーズワースの詩はいっぱい。もっと検証したい人用