2024.7.26一日一季語 百日紅(さるすべり) 【夏―植物―仲夏】

 

校門の閑散として百日紅   甲州千草

 

「百日紅」の名のとおり、初夏から秋までの長い間鮮やかな紅色やピンク、白などの花を咲かせる花木。咲き始めの時期は、学校の夏休み期間中となるのでしょう。閑散とした校庭。次々と咲く百日紅との対比も感じられる。

*2024.7.2   板橋区 舟渡小学校にて

 

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【傍題季語】

百日紅(ひゃくじつこう《ひやくじつこう》) 白さるすべり(しろさるすべり) 百日白(ひゃくじつはく《ひやくじつはく》)

 

【季語の説明】

梅雨明のちょうど今の時期に開花する花。

「約100日間、ピンクの花を咲かせる。」のが名前の由来。

七~九月に桃・紅・紅紫・白色などのちりめん状の花弁の花が、枝の先端に群がり咲く。花期が長いため百日紅の漢名がある。樹皮が剝(は)がれやすく、滑らかな幹は猿も滑り落ちるというので、猿滑(さるすべり)と名づけられた。

 

 

【例句】

訃報来て散り方しるき百日紅   北村香朗

幹踊りちぢれ咲きして百日紅   河合笑子

百日紅父の歳より更に生き    塩川雄三

格子戸に江戸を遺して百日紅   田中敬

再会を約せしままに百日紅    長田等

 

 

今日は何の日

幽霊の日

1825(文政8)年のこの日、江戸の中村座で四世鶴屋南北作『東海道四谷怪談』が初演された。

東海道四谷怪談(通称『四谷怪談』)は、夫民谷伊右衛門に毒殺された四谷左門の娘お岩の復讐話で、江戸の町に実際に起こった事件をモデルにしている。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)