2024.7.24一日一季語 茘枝(れいし) 【秋―植物―仲秋】

 

苦瓜(ゴーヤー)の終焉赤く染まりけり  田下宮子

 

近年の猛暑、ヒートアイランド対策として、植物を使ったグリーンカーテンが人気。グリーンカーテンは、病気に強く、収穫も楽しめるゴーヤが人気。

ゴーヤのグリーンカーテンの水やりは1日1回が基本。朝の涼しい時間帯に水やり。土の表面が乾いているのを確認したら、たっぷりと水やりをします。

この句のように、収穫を送らすと、緑色の実が黄色、オレンジになっていたりする。ゴーヤの赤い種は完熟している証拠。野菜で赤い種を持っているのはゴーヤだけだとか。完熟した種が美味しいとのことです。

夏のグリーンカーテンにも使われるのに、秋の季語なのですね。

*2024.7.22  板橋区の仕事先のフェンス

 

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【傍題季語】

苦瓜(にがうり) ゴーヤー 蔓茘枝(つるれいし)

 

【季語の説明】

ツルレイシ(蔓茘枝、蔓荔枝)は、ウリ科の植物の一種、およびその果実。原産地は熱帯アジア。おもに未熟な緑色の果実を野菜として利用する。一般的には、ニガウリ(苦瓜)もしくはゴーヤーと呼ばれる。

 

【例句】

苦瓜の花を揚羽の離れざる    ふけとしこ

苦瓜の置きどころなき机かな   竹内悦子

苦瓜のにがかりし礼したためり  天谷満男

美ら海の哀しや苦瓜青々と    小澤菜美

苦瓜のさはやかにして苦きこと  笠置早苗

 

 

【蔓茘枝の名前の由来】

標準和名の「ツルレイシ」は、イボに覆われた果実の外観と、完熟すると仮種皮が甘くなるという2つの形質が、ムクロジ科の果樹であるレイシ(ライチ)に似ていることに由来する。つまり、蔓性の植物体に実るレイシの意味である。果肉が苦いため「ニガウリ」とも呼ぶ。農学・園芸学では「ツルレイシ」を用いることが多い[5] が、生物学では近年「ニガウリ」を用いることが多い。

 

 

今日は何の日

河童忌,我鬼忌,龍之介忌

1927年のこの日、小説家の芥川龍之介が多量の睡眠薬を飲んで自殺した。代表作の『河童』から、「河童忌」と名附けられた。

 

地蔵盆,地蔵会

子供たちが地蔵に花などを供えて祀る。地域によっては月後れの8月24日に行われる。

毎月24日は地蔵菩薩の縁日であり、その中で7月15日のお盆に近い7月24日に行われる。地蔵が子供の守り神とされることから、地域の子供達が中心となって行われる。

 

 

以下の図書、ホームページを参考、引用しています。

(合本俳句歳時記  第四版  角川学芸出版)

富山いづみ <admin@nnh.to>

(カラー図説  日本大歳時記  講談社)

(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)

( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )

(ウイキペディア)

(575筆まか勢)

(俳句のサロン)

    (一般社団法人日本記念日協会)