2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】
2024.7.10一日一季語 鬼灯市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 【夏―行事―晩夏】鬼灯市どこも葭簀の裾濡れて 岡本眸7月9日・10日、浅草寺境内を彩るほおずきの屋台は、浅草の夏の風物詩。屋台には、葭簀は隣り合う屋台の境目、屋根にも掛けられ、見た目にも涼しげ。葭簀の裾が濡れているのは、梅雨の終わりの時期の夕立のせいなのか、鬼灯の鉢の水やりの水なのか。いなせな恰好の売り子たちが声をあげてほおずきを売り、境内は朝から晩まで参拝者で埋まる。観世音菩薩の功徳に感謝して参拝し、ほおずき市を散策して江戸情緒を味う。*2024.7.10 浅草寺にて⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】酸漿市(ほおずきいち《ほほづきいち》) 四万六千日(しまんろくせんにち)【季語の説明】七月九・十日の両日この日は毎年功徳日として四万六千日(一二六年分)の御利益がある特別な日。浅草寺境内を彩るほおずきの屋台は、夏の風物詩。鬼灯は、薬草として東京都港区にある愛宕(あたご)神社の千日参りの縁日で売られていた。煎(せん)じてのむと、子どものかんの虫や女性の癪(しゃく)によく効くと言われており、これを参拝土産に持ち帰るのが通例だった。やがてこれが浅草寺に波及し、愛宕神社をしのぐ活況を呈するようになったのがいまのほおずき市。【例句】残んの身四万六千日詣 深見けん二水煙に四万六千日の雲 内田巳恵子土砂降りのなか鬼灯市覗く 脇坂啓子鬼灯市東京ぐらしにも馴れし 池田秀水鬼灯市で袖触れあひしことの縁 樋口玉蹊子【由来】現在、浅草寺では月に1度、年に12回の功徳日を設けている。このうち7月10日は最大のもので、46,000日分の功徳があるとされることから、特に「四万六千日」と呼ばれる。この数の由来は諸説あり、米の一升が米粒46,000粒にあたり、一升と一生をかけたともいわれるが、定かではない。46,000日はおよそ126年に相当し、人の寿命の限界ともいえるため、「一生分の功徳が得られる縁日」である。 四万六千日の縁日の参拝は江戸時代には定着し、われ先に参拝しようという気持ちから、前日9日から境内は参拝者で賑わうようになった。このため、9日、10日の両日が縁日とされ、現在に至る。【今日は何の日】四万六千日浅草・浅草寺の縁日で、この日に参詣した者には4万6千日参詣したのと同じご利益や功徳があるとされている。本来は7月10日だけであるが、9日から行われる「ほおずき市」に合わせて9日にも法要が行われている。納豆の日関西納豆工業協同組合が1981年に関西地域限定の記念日として制定し、全国納豆協同組合連合会が1992年に、改めて全国の記念日として制定した。七(なっ)十(とお)で「なっとう」の語呂合せ。指笛の日ナオトの日糖化の日アメリカンフライドポテトの日岡山県牛窓産 冬瓜の日ドットわん・犬の納豆の日クリエイトの日コッペパンの日潤滑油の日ブナピーの日ウルトラマンの日以下の図書、ホームページを参考、引用しています。(合本俳句歳時記 第四版 角川学芸出版)富山いづみ <admin@nnh.to>(カラー図説 日本大歳時記 講談社)(大人も読みたい こども歳時記 長谷川櫂監修)( 季語と歳時記の会編著 小学館刊 )(ウイキペディア)(575筆まか勢)(俳句のサロン) (一般社団法人日本記念日協会)