つい先日まで種子島にライブで行ってきましたチョキ

そしてライブの合間に鉄砲館というところに観光に。
日本人が始めて西洋人に会ったのは約500年前、
種子島に漂着したポルトガル人だったんですね。
それくらいしか知らなかったけど鉄砲伝来の影に若狭姫という
女性の決意と父を思う気持ちの物語があって感動したので紹介しますひらめき電球

今ならどんな感覚なんだろうな???
船しかない500年前にアジア以外の人達を見た事ない時に
突然欧州人が現れる感じって、今なら宇宙人がUFOで現れるような
レベルの驚きだったと思います。

ポルトガル人が漂着してすぐ、筆談だけで対話して
お互いの文化や習性を知り合っていた時に種子島の島主は、
見た事もない謎の鉄の長い棒を発見、それが鉄砲でした。

現在にして1億円以上のお金で島主は初めて見る鉄砲を
2挺買い、一番の腕をもっていた鍛冶屋に量産させようとしたらしいです。

でもどうしても作れない部品があって、
それが現在でいうところの"ネジ"
その製法をポルトガル人に聞きても教えてくれない。
途方にくれていた鍛冶屋の娘がその若狭姫。

ポルトガル人はその若狭姫を嫁にくれるならネジの作り方を
教えると言いました。突然現れた始めて会う西洋人に父は
娘をやるわけにはいかない、ときっぱり断り必死で鉄砲の完成を
急ぎましたが、どうしても日本にはない技術のネジ部分ができない。
そんな父をみた若狭姫は自分が異人と結婚すれば
父の助けになれると思い17歳の若さで言葉も通じないポルトガル人の
嫁になったそうです。
そして、鍛冶屋はそのネジの技術を得て
国産初の種子島銃を完成させたそうです。

父親のために言葉の通じない謎の異国人に嫁ぎポルトガルに行くなんて
まず考えられないですよね。

鉄砲が人類にとって必要な文化だったとは僕は思いませんが
きっと科学者やモノを作る人には罪はなくて、
それを利用する人の問題なのかな、と思います。
また、父を助ける一心で飛び込んだ若狭姫という人は
本当に優しくて父親思いな娘さんですね。


きっと、西洋人からしても見た事のない人種だったんだろうけど
若狭姫はよっぽど美しかったんだろうな。

歴史はいつも夜に動き、そして陰には女性の支えがあると言いますが
本当に文化や文明の開花の陰にはそういった表にはでない
物語が沢山あるんでしょうね。自分も頑張れば頑張るほど年々
女性の偉大さを感じれるようになってきました~。

微力ながら、なんか広めたいお話でしたニコニコ

なにはともあれ種子島、素敵な島でした!
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