サンタがいるなら今年はプレゼント
いらないから夢に出てきてくれ!
とお願いしたのが小学校5年生で。。
いないと悟ったその年にあった
その年一番びっくりした事件を。
奈良の帝塚山小学校という
大自然に囲まれた素敵な学校に通ってた。
帝塚山小学校は音楽教育にも
かなり力をいれていて
僕はたて笛がみんなよりうまかったせいか
担任の辻橋先生に勧められ、
4年生の時に吹奏楽部に入部した
ドラムをやりたかったんだけど
先生の薦めでトランペットを
やることになった!
僕のすべての音楽のルーツは
9歳からはじめたトランペットで
すべてはそこから始まっているのである。
その吹奏楽部は超スパルタで
朝の練習も夏休みも合宿も
あって今思えば
すごい練習した気がする。
大変だったけど本当に楽しくて
あの歳ぐらいに生の楽器の音を
沢山知れた事が本当に幸せだ。
でも小学生なので
音楽頑張っても
有り余るエネルギーを発散する
ために色んな悪い事して
よく先生に怒られたものだ
その”悪さ”の中でも極めつけがこれ。
小学校時代はお調子者で問題児
だった僕は、吹奏楽部室に入るときに
なぜか消火器を担いで入って
いったらウケルんじゃないかな?
と思いその辺にあったかなり
重い消火器を頑張って担いで
部室に入っていった。
「おはよ~!」
すると
笑い声ではなく
女子の叫び声が
「きゃ~~~~~~!!!」
僕の肩の上で
斜めになった消火器のホースが
暴れまくりながら噴射しだしたのだ
40代の人は知ってると思うけど
昔の消火器って握って噴射
させるんじゃなくて、逆さまに
向けたら出るしくみなんですよ。
小学生の僕はそんな事
知る由もなくて・・・
僕は色んな意味で
頭が真っ白になった(笑)
それはもう大惨事。
チューバやユーフォニウム
ホルン、サックス、フルート
大太鼓にティンパニー・・・
ありとあらゆる楽器に白い粉
をかけて暴れまわるホース部分
小学生にとって先生に呼び出される
ような事をした瞬間って、どん底の
気分なのわかるでしょ
でも、あまりに予想外の出来事で
まったく動けず棒立ちしていた僕。
ただただ叫びながら逃げる女子。
現場はパニック寸前になった!
するとその当時僕が好きだった
アルトホルンの下野さんが
なんと!
指で噴射口を押さえてくれた
真っ白になりながら凄い勢いで
出てる噴射口を指でですよ。。。
すると誰かが仕組みを理解したようで
元の向きに戻してくれて
徐々に収まっていったのだ。
僕は何もできず、下野さんが
止めてくれてるのを眺めていた
どうしようもないダメ男だったのだ。
やっぱ女性っていざという時
男よりはるかに度胸もあって、
男はいつも粋がってるけど
女性には勝てないんだな
って10歳の段階で
強く思いました!
その後の部室はもう真っ白で・・・
先生に殴られるのを覚悟で謝ったら
何故かそんなに怒られなくて
よかった
下野さん元気かな(笑)
よく彼女のアルトホルンと
僕のトランペットで
ドラクエ3の外歩いてる時の
曲あわせたなぁ
譜面なしでドラクエの
難しい内声を移調楽器のアルトホルンで
俺の吹きやすいキーに合わせてくれて・・・
今思っても凄い音感の持ち主だったな。
あの時は本当ごめんね