ブルーマウンテンコーヒーは、ジャマイカのブルーマウンテン山脈の標高800から1,200 mの限られた地域で栽培されるコーヒー豆のブランドです。
香りと味わい:
ブルーマウンテンは、非常に高い香りを持ち、繊細な味わいが特徴です。
香りが強いため、他の香りが弱い豆とブレンドされることが多いです。
限られた栽培地域:
ブルーマウンテンは、ジャマイカのブルーマウンテン山脈の特定の地域でしか栽培されません。
この限られた地域でしか収穫されないため、希少性が高く、高価な豆として知られています。
品種と厳格な選別:
ブルーマウンテンの豆は、他のジャマイカ産の豆と同じアラビカ種ですが、過酷な環境で栽培され、厳密な検査により選別されています。
ジャマイカから輸出する際、他のコーヒー豆は麻袋に入れられますが、ブルーマウンテンは木の樽で出荷されます。
■1953年、ジャマイカ政府はジャマイカコーヒーの品質管理を目的にコーヒー・インダストリー・ボード(CIB)を創設しました。
ジャマイカは世界で初めて地理的な特定地域をコーヒーの銘柄として定義付けしブランドを構築した国であります。フランスのワイン、チーズ、バターなどに与える認証、アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(AOC)と似ています。ジャマイカから輸出されるコーヒーはすべてCIBの管理のもと輸出され、法律で指定されたブルーマウンテンエリアで収穫されたコーヒーは100％ブルーマウンテンであります。
■ジャマイカ産コーヒーは欧米・中国でも人気が出てきており、価格が高騰しています。日本国内では一定の市場規模を有していますが年により収穫量のバラツキが大きく、数量は限定的となります。
■近年、ジャマイカの在るカリブ海地域は、大型ハリケーンが頻繁に来るようになっています。ハリケーンが直撃しますと生産量が大幅に減少することから、高騰を招くことがあります。