ワタクシ、1972年生まれ。いわゆる第二次ベビーブーム真っ只中の生まれです。親は戦後直ぐの生まれで、いわゆる第一次ベビーブーム。第一次ベビーブームの子供だから、第二次ベビーブームに生まれるのは当然といえばそうですね。でも、我々の世代、本当にいいことない世代です。子供が多いから受験とか大変だったし、競争とともに育ってきた感じ。就職する時期は、ちょうどバブルが弾けていて、少し上の人たちが経験したお金がじゃぶじゃぶの時代を全く知りません。就職も氷河期で苦労しました。就職したら、バブル後の不況で全く給料は上がらず、今から数年前に就職した人たちと初任給はあまり変わらないような、そんな時代です。その点ウチの両親の世代は日本の復興の下、急激な経済発展とともに生きてきた世代です。ワタクシから言わせればツイテル世代です。確かに戦後直ぐに生まれているので、最初は貧乏で苦労したと聞いてます。でも、物心ついた頃には日本経済は大きく発展し、池田勇人の所得倍増計画で給与は鰻登り。バブルも経験してます。退職金をドル建ての保険で10年積み立てたら、ドルベースで元金の1.5倍を保証され、そこにうまいこと円安の波がやってきて、円に戻すとなんと元金が二倍になっていたという、素晴らしい運気も併せ持つ世代です。ワタクシもあと8年くらいで一応定年になります。定年は伸びるでしょうけどね。この歳になって、やっと世間の給料が上がり始めるというなんとも不遇な環境です。ウチの会社は役職定年があるんですね。58くらいで役職を外されて給料を減らされます。いまからの数年間で給与が少し上がっても、大きな恩恵は受けられそうにないですね。ま、その分、ウチの子供達2人にメリットがあるならそれでいいかなと思います。欧米の様に、経済発展とともに給料が上がることを期待します。物価も上がりますけどね。