第1回 アプローチについて
みなさん、こんにちわ。パターン認識技術者、&システムトレード研究者のまさんどです。
今回から、システムトレードを開発してみたいという人のためにご参考になればと思い、私なりのやり方で
システムトレードの開発における考え方をご紹介しようと思います。ただ、私のやり方は、ベースとして数学に基づいて
いるため、すべての人にとってふさわしいものではないかもしれません。
数学がまったく嫌いだという人にとっては、理解ができないかもしれませんが、なるべきわかりやすくご紹介いたしますので
ぜひ、ご参考にしてみてください。
<システムトレードのロジックは簡単なほどよい?>
よく、システムトレード開発の解説本を読むと、難しい数学などを利用するよりも、ロジックはわかりやすく簡単なほどよい、
そのほうが、堅牢性(どのような分野のトレードにも通用するとういうこと)があると書いてあります。
それはそれで、正しいと思います。でも、難しい手法だから、堅牢性がないとか、カーブフィッティングしやすいとか、成績が悪いとか
いうことは、実は先入観があるのではないでしょうか? 難しかったって、やさしかったって、システムトレードの本質をついたロジックで
あれば、どんなやり方でも、いいはずです。実を言うと、私にとっては、難しい数学を使うほうが、システムトレード開発が楽なんです(笑)。
それはなぜかというと、ロジックのルールを発見する手間がないからです。かんたんな方法といったって、ロジックの基本になるルールをみつけ
なくては話になりません。しかし、そのルールを見つけるのがけっこう難しいのです。ルール自体はわかりやすく簡単。
しかし、それを発見するのは
ものすごい手間をかけて、たくさんの事例を検証する作業が必要なはずです。
しかし、数学を使えば、ある意味で簡単なのです。
パターン認識という情報技術の分野があります。パターン認識では、ほぼ理論ができあがっていて、いろいろな使える道具としての数学があります。
その数学を使えば、パターン認識はこうやればできるという理論体系があるのです。
そこで、もしシステムトレードというものも、パターン認識の問題として扱えるならば、そのパターン認識のできあがった体系をそのまま当てはめる
だけで、システムトレードができあがるわけですね。そこで必要な努力としては、パターン認識を理解しその数学を使いこなせるスキルということに
なります。だから、パターン認識技術者にとっては、もしシステムトレードというものもパターン認識の問題として扱えるならば、難しい数学を使うほうが
やさしい(私にとって)、ということになります。
<システムトレードはパターン認識として扱える?>
答えは、イエスです。それはこうです。相場の状態を、買いで勝てる相場、と、売りで勝てる相場、に分類したとします。そして、さまざまなテクニカル指標で
相場を特徴づける変数を決めます。その変数の値が相場の状態(買いで勝てる相場か、売りで勝てる相場か)を決定します。
測定した変数に基づいて対象(明日の相場)がどの相場になるかを決定する問題。これはまさにパターン認識の問題ではありませんか?
<きょうのまとめ>
システムトレードのロジックは簡単なほどよいといわれる。しかし、そのかんたんなルールを見つけるのはたいへん。
難しい数学を使うことを毛嫌うのはおかしい。要は、本質をついていればよいはず。
トレードの決定(相場の決定)は、パターン認識と同類の問題として扱える。
本日はここまでです。
まさんど 2008年2月19日
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