バイト先での話をします。


本日、変な(嫌な)お客様が来店されました。


本日は日曜ということで僕は朝10時から午後6時までの勤務でした。


午後5時から1時間、久しぶりに棚の本の補充をしていたときそのお客様は現れました。


補充をしている最中に突然僕の方に近づいてきて、


開口一番出た言葉は、


「おい、小僧。」


普通皆さんが店員を呼ぶとき何と言いますか?


恐らく「あの、すいません。」とか「あの、ちょっと・・・」とかそういう類だと思います。


僕が客でもそう言います。


が、そのお客様はいきなり僕のことを「小僧」と呼んだのです。


ビックリしました。


外見は昨日たまたまDVDを見た「デアデビル」のマイケル・クラーク・ダンカンを白くし、小さくして小太りにしたような、50代くらいの男性で、ダンカンと同様のスキンヘッドに帽子をかぶっていました。


そんなお客様に嫌な予感がしました。


お客様はある漫画家Kさんの描いている漫画Hを探していたのですが


すぐわかるものは別として、情報がそれだけだとコンピュータ登録をしているわけではないので探すことはできないので、

「出版社がどこかわかりませんか?」といつも通りに尋ねました。


「知らん。」半分くらいのお客様も答えはNOです。


「すいません。そうしますと、探すことができないので・・・申し訳ございません。」大概のお客様は納得してもらえます。調べられないのかというお客様にもコンピュータ登録をしているわけではないことを話すと納得してもらえます。


「何だと!?おまえそれでも従業員か!?」僕たち従業員は何でも知ってる超人ではありません。


「はい。申し訳ございません。」そしてお客様が探しているあたりの棚で探しても見当たりません。


「今、在庫としてないみたいですね。申し訳ございません。」よく考えると決断を下すのが早すぎました。


「前はあったぞ?あったらどうするんだ?」では一体、アルバイトである僕に何を求めるのでしょうか?


「はい。そうですね・・・(かなり弱気)。では一度探してみますのでお待ちください。」大人コミックスの始めの棚から作者とタイトルを手がかりに探しましたが、見当たりませんでした。


「おい、あったか?」


「棚のほうを一通り見ましたけども見当たりませんので、やはり在庫が無いです。申し訳ございません。」


すると、お客様はふと棚のほうを見て、いきなり探していた本を発見しました。


「おい、ここにあるだろうが馬鹿野朗!どこ探してんだ?」よく見ると原作者が漫画家Kさんで、作画はYさんという知らない漫画家でした。当然、並び順もYのほうでした。それでもあるのに見落としたのは僕の落ち度です。


「大変申し訳ございません。以後気をつけます。」


「ハハハ・・・修行が足りんぞ。」お客様のお連れ様は笑いながらこう言いました。・・・修行?多くの本の中から速やかに目当ての本を探し出す為の修行でしょうか?とりあえずまた謝りました。


「いいから、自分の仕事に戻れ。」これも仕事のうちなのですがと思いつつ、ありがたく従いました。



と、まあ大変だったわけです。


けっこう無理なことを言うお客様は特に対応遺憾ではクレームになったりするので注意が必要なのです。



皆さんが古本屋で在庫の有無を聞くときは、小説などの場合は作者名だけでも場所がわかるお店が多いのでそれでいいのですが、特にマンガの場合は事前に正確な作者名と出版社か雑誌名くらいは調べておくと、すぐに案内できると思いますのでお願いします。