梅雨空が続き、スッキリとしない毎日ですが
去る7月2日、16日間の6月定例議会が閉会となりました。


今議会では、当局から21件の提出案件が示され全て原案通り可決され、一般会計では、国・県からの補助決定に伴う道路橋梁費等、1億700万円の補正がありました。


またその他に10件の条例改正及び条例案が出されましたが、その中で、「富士市公共交通利用促進条例」が新たに制定されることになりました

これは、公共交通の利用促進を図り、市、市民、事業者の果たすべき責務を明確し、基本的理念を定めることで、活力ある地域社会を実現することを目指すものです。





昨今は、高齢者ドライバーによる痛ましい事故の増加により、免許の自主返納や法的規制強化などの声も多く上がっています。
しかしながら、地方に住まう住民、高齢者にとっでは、公共交通の利便性が決して良くはない現状の中、移動手段であるマイカー運転をやめることは、通勤、通院や買い物など、日々の暮らしを考えれば、簡単なことではありません。
更に長年の、マイカーありきの生活環境においては、公共交通を日常生活で気軽に利用する、という考えもなかなか浸透しません。

しかし高齢者の増加と若者の車離れが進む中、 安全で暮らしやすい地域社会を作っていく上では、公共交通の利便性の向上はもちろん、市民や事業者に向けて、公共交通利用に対する関心と理解を積極的に深めていくことが、重要な課題となります。
住民の足を確保する為の、この公共交通の整備、充実は、全国的にも大きな課題となっています。



今回制定された条例は、今後、具体的な計画が示されてくると思いますが、よりよいものにする為に、しっかりと注視していきます。