寒い日が続いています。
雨が降らず乾燥していますが、この季節は、かりがね堤からも美しい富士山を眺めることができますね。


 

そのかりがね堤に架かる予定の、「新々富士川橋」ですが、平成14年度に事業化してから16年、「一体いつになったらできるのか⁇」と思われてる方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

ちなみに、静岡県富士土木事務所のホームページによると、完成目標を平成30年代中期としています…。

そこで今回は、皆さんに、新々富士川橋建設について、建設目的、現況を大まかに説明し、次回は、建設に伴う課題について触れていこうと思います。 

【建設目的】
現在、一級河川である富士川にかかる一般道路の橋梁は、旧国道1号線にかかる「富士川橋」、現国道1号線にかかる「新富士川橋」の2橋のみです。そのため、

・2橋における通勤時の慢性的な交通渋滞解消
・合併地区である富士川町地域への簡易往来
    と一体化の促進
・現富士川橋(旧道)の老朽化への対処
・災害時、現2橋に加えて、新たな緊急輸送路
    としての道路網形成
・山梨県峡南地域 (南部町、早川町、
    富士川町、身延町等)へのアクセスと、
    経済的.文化的な交流拡大をはかる。 

上記の事項を目的として、新々富士川橋の建築とその周辺道路網の整備は、静岡県と富士市が連携して取り組んでいます。 

実際、旧国道1号線の富士川橋に関しては、日中の渋滞は慢性化しておりますし、橋の点検補修も定期的に行われてますが、橋の老朽化は明らかです。また災害時における緊急輸送路の確保は、安心、安全な暮らしする上では、たいへん大きな意味を持っています。

【工事現況】
新々富士川橋(以下新橋)は、富士川西岸の木島地区から富士川を渡り、かりがね堤北側に架かります。そして岩松中学校付近から五味島、柚木方面へと周辺道路が整備されていきます。(橋が完成すると、上下線で1日1万3千台の交通量が、見込まれます)

現在は、富士川左岸で橋脚2本、右岸で橋台ができており、 関連する道路も、着々と拡張、整備されています。平成30年度は、更に橋脚2本、左岸の橋台の建設が進められます。



来年度からは、新橋への導入道路部分の用地収得が考えられていますが、しかしながら、新橋の建設によって生じる、岩本地区での課題が幾つかあります。それらは、新橋整備事業と同時進行で取り組んでいく必要があるのです。

次回はそれについて触れていきたいと思います。

↓その①に続きます

※新々富士川橋整備事業に関しては静岡県公式ホームページ内、「新々富士川橋整備事業」のページを参照しています。