雨の作業所、自分の昔、そして今の生活。 | 精神障害者のブログ

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   昨日、雨でイオンに自転車を置いて


来たから、今日は、イオンまで行って、


自転車を取って来て、そのまま作業所に


行った。



  今日は、すごく雨が降って、雷も


鳴ったから、メンバーの若い女性も、


とても怖がって、ずっと携帯電話で


音楽を鳴らしていた。



  僕は今日は、一日、作業所で


過ごしたけど、ちょっと目まいがして、


30分ほど、休ませてもらった。


 だけど、何とかして、仕事が身に付け


ば良いなと思ってやっているから、


自分なりに努力しているところもある。


 

  作業所に来て一年、少しづつ出来る事も


増えてきている気がする。



  だけど客観的に見れば、今の作業が、


もう少しづつでも出来るようになれば良いと


思っている。



  作業所で作業が出来るようになれば、


もっと自信が付くのではないかと思うし、


自信が付けば、もっと楽に生きられるだろう、


僕は、それだけを望んでいる。



  自分の昔の、障がい者になった


時の事を考えてみる。



  その時は、若かったのもあったせいか、


自分自身を見失っていた。


 病院に入って、沢山の患者さんの中で、


喧嘩の絶えない、閉鎖病棟で、僕は


震えていた。


 「大きくて怖い患者の中で、自分を守るには、


 体が大きくならなくてはならない!」


 そんな思いで、自分が考えたのは、


とにかく、出された食事を全部食べて、


院内で筋トレをする事だった。


 そして僕は、六十四キロぐらいから、


八十キロ代まで大きくなった。



  そしていろんな病院患者を見て来た。



  その一方、僕は、家族が差し入れしてくれる、


「音楽」を聞いて、狭くて息苦しかった、


病院生活を乗り切ることが出来た。


 その時、ただ一つ、将来にやってみたい事を


考えた時、僕の入院生活を助けてくれた


「音楽」の「歌詞」を、将来、退院して


「メロディー」に乗せる事、それだけが自分の


やりたい事だった。


 

  何故なら、その時には、学生時代の友人たちは、


僕が、入院している間に、みんな、自分の道を


見付けて、それぞれの道に進んで行ったから、


僕は、自分で色々考えては見たものの、


それは、すべての分野において、この18年間と


言うモノ、考え尽くしても、自分の本当にやりたいと


言う道は、もう用意されていないと言う現実に直面し、


それでもまだ、働くと言う事に、執着して、


いくつか就職はしたモノの、現実のカベは、


乗り越えられなかった。



  しかし、そんな僕にも、まだ希望はあった。


 それが、「デイケア」と言う、リハビリの場所、


「OT」と言う、作業の場所、


そして、「作業所」、「NPO法人」、


 「ボランティアをする事、される事」、


 「社会での生活」、「様々な活動」


 僕は、その世界に入った時、


 「ああこれが、精神障がい者の生きる世界なんだな。」



  そこには、「将来こうなりたい!」と、


叫ぶよりも、「今を何とか生きて、生き抜きたい!」


と思う人たちの方が多いと思うし、


僕もその一人であり、


 「今の暮らしを、生活の質を高くして、毎日元気に、


 そして楽しく!」・・・もしかしてそれが僕の生き方であり、


僕の全てなのではないだろうか?



  そして今の生活では、僕は障がい者になってから、


考えも上手くまとまらないし、人と話すのも上手くない。


 だけど、いろんな人たちと交流を持つのは楽しいし、


自分のペースでしか、成長できず、


カメのように歩みはノロい。



  

  少し自分の過去を振り返って見て、


今日、ちょっと思った事を書いてみた。


 どんな人生を送るか分からないが、


多くの人達に支えられて、今の自分が


あるんだなと思うから、


今日のブログを書いてみました。



  読んで下さった皆さん、有り難うございました!!