今年もこの日がやってきました。
79回目の広島平和記念日
写真の橋は柳橋といって
広島市中区の京橋川に架る
人と自転車しか渡れない小さな橋です。
この橋の向こう岸に私の父方の家がありました。
被曝した際 家は一瞬で倒壊し
それでも命はあった祖母、叔母、叔父、父たちは
火の手を避けながら奥に写る比治山へ逃げたのだそうです。
この柳橋
昭和39年に架け替えられたものだそうなのですが
被曝の日 木造だった柳橋は
1時間で焼け落ちたそうです。
川にはたくさんの死体があり
一瞬で地獄絵図と化したと聞きます。
この橋を毎日のように
目にする生活を送っていますが
橋を見るたび
遠い昔の家族を思います。
原爆が落ちなかったら
全く違った一生を送ったはずです。
広がるばかりの戦火が
どうか治りますように。