8月いっぱい担当医に研修医の先生と二人で見てもらっていた。
なぜか、この二人は僕の病室に一緒にくることは少なく別々に来てくれていた。
研修医の先生はたしか2カ月ごとに順々にいろんな科を周り体験研修をする。
(ブラックジャックによろしく) を読んだことがある人はすぐ想像がつくと思う。
当時の僕の担当医はなかなか付き合いが難しく、様々説明もないまま、ただただ苦しんでいた。
その先生は看護士からの評判も最悪で、僕はたくさんの看護士さんたちからも同情されていた。
その研修医くんも、一生懸命フォローしてくれていた。
彼はなかなかのイケメンでぱっと見サーファー?のような風貌。あごひげがおしゃれでもてそうな感じだ。
性格はとても優しく、少し気弱でのんびりや。
聞けばずっと野球をしていたらしい。
やっぱり男子たるもの野球をすべきだ。
素晴らしい人に育つ、だいたい生意気になるサッカーとは雲泥の差だ。
なんだか、彼とは友情のようなものが芽生え
僕が全開できたら一緒に遊ぼうと約束までした。
彼は僕の研修医としての担当は8月いっぱいで終わりで、今はなんの関係もないのだけど
多忙極めるなか、いまでも僕のカルテをチェックしてくれて、しょっ中僕の病室に来てくる。
最近はほぼ雑談ばかりしているが
とても心強い。
心の友がこんなところでできてしまった。
悪いことばかりでもないみたいだ。