先月より株式市場が大変荒れた状態が続いている。
中国の金融政策や押し目買いなどもあって底を打った感はあるが、まだまだ不安定な状態が続くだろう。
ただ、心配なのはアメリカの利上げの時期がいつになるかだ。
当初は9月を予定していたが、中国の元切り下げ等を発端とした中国市場の波乱もあっての中国経済の不透明感が増幅した。
通貨危機を招くおそれがあることから、アメリカは利上げの時期を当初通りか先延ばしするか決めかねている状況である。
利上げした場合、世界の市場で大きな動きが出てくるが、それはあまりよくない影響である。
日本においては、現金の引上げによって株式市場に不穏な空気が流れるはずである。
金融資産の安全弁としてアメリカへとお金が流れ、世界のお金の流れが大きく変わり、しばらくは不安定な状況が続くであろう。
いまできることは、分散投資に他ならない。日本株、米株、米ドルなどうまく分散して資産を守らなければならい。