かなり更新できていませんでしたが、宣伝も兼ねて更新したいと思います。

ちょっと長くて、まとまりがないかもしれませんが、よかったら読んでください。

 

現在、みなさま大変な状況かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?

僕は、今でもほとんど家にいて、映画のこと、テレワーク、子育てなどをしています。

 

この状況は長く続きそうですが、都内でも映画館が上映再開されたり、明るいニュースもございます。この状況の中でエンタメが外で味わえないないなんて悲しすぎますもんね。

 

とはいえ僕は幼い子もいますので、もう少し我慢かなと思っております。

 

 

 

さて、今日宣伝させていただきたいのは、監督作『リアリズムのチラリズム』です。もともと、こういう状況になって海外の方が完全リモートで作品を作ったなんて記事を読んで、あぁ、この状況でもできるのね、むしろ制限があって面白いもの撮れるかも。なんてうっすら感じておりました。

 

本当に撮ろうと思ったのは、カメラを止めるな!リモート大作戦!の打ち上げで、上田慎一郎監督に、何か撮らないんですか?と言われたことがきっかけでした。ちょっと撮りたいなとは思ってます。と話すと、5月中に撮りましょうという話になりました。打ち上げは4月末だったので何とかなるかと思い、撮ることを決めました。

 

しかし、テレワークもあり、子育てもあり、そしてシネマ・チラリズム、その他仕事もあり、気がつくと5月中旬になっていました、、

 

もちろんどんな内容にするかは考えていたのですが、僕はこれまで多くのリモート作品が世に出ていて、同じような作品を出しても意味がないと感じていました。どうすればいいのか、そこが一番悩んだ点かもしれません。

 

元々自分が撮りたいと思ったのがきっかけなので、やはり自分のやりたい、作りたい作品を作ろうと思い、考えるのをやめました。

 

作品について、いつもは企画書を作って、脚本を書いて、絵コンテを書いて、という形で作っているのですが、今回は脚本から書き始めました。絵コンテもなし。時間がないこともありましたが、2週間ぼーっとしていたわけではなく、頭にある程度の設計図が出来上がっていたからです。

 

本を書くうちに、リモート作品に一番必要なのは何かと思い、極端なぐらいのリアリティーなのではないかと感じました。例えば出演者の実際の自粛生活を覗き見しているようなリアリティ。自分が実際に経験したことではないけど、寄り添えるかもしれないエピソード。それはまだ誰も見たことが無いものだよな、と。

 

この先は作品の説明になるのでここでは書きませんが、意外とすんなり作品作りが進んだので、あまり大変だったという感覚はありませんでした。むしろ楽しくてしょうがなかったです。

 

一つネタバラシをすると、作品の前半で僕がモニターを見ているシーンで流れている動画は、昨年の夏、大学時代の先輩と同期と久々の再会をした後のものです。正確に言うと、先輩とは2018年の末からイベントや現場で会っていたのですが、それがきっかけで同期とも再会することが出来ました。

 

上京当時、先輩にはかなりよくして頂いて、もっと本気で頑張らないとと背中を押されたりもしたのですが、僕は自分のペースでやりたいと思ってしまう方なので、徐々に先輩に呆れられて、次第に会わないようになりました。

 

カメ止めのヒットがなければ、先輩に再会していなかったかもしれません。というのも、2018年の末にあるイベントで久々の再会を果たしたのですが、そのイベントにはカメ止めのメンバーとして招待頂いたものでした。まずそのイベントに行っていなければ、連絡さえ取っていなかったと思います。

 

あの動画の夜は、そんな思いもあり、いろんな話をして少々飲み過ぎてしまいました。少し酔っていて生意気なことを言ったのか、先輩を怒らせてしまったような記憶もあります。ただ、その場は笑顔で別れることが出来ました。

 

その後、帰ろうと思って電車に乗ったはいいのですが、池袋で終電が無いことに気付き、3時間かけて歩いて家に帰ることにしました。ちょうど夏休みで先に家族は兵庫県の実家に帰っていたので、酔い覚ましとして歩き出しました。歩いている途中、とても美しい夜の街並みを見ているうちに、自分はもう先輩とあんな風に話せないと思っていたのに、こんな風に話すことが出来たのは映画の力なんだなぁと。どこかで繋がっていたからこんな夜を味わえたのだなぁと泣けてきて、しばらく涙が止まりませんでした。まぁ他の理由もあるのですが、、

 

動画では泣いていませんが、あれを撮る前、いいおっさんが夜道で泣いていたのです。これは、今後作品に使えるかもしれないと、スマホを出して撮影しました。忘れてもいいからとりあえず撮ろうと思い撮りました。

 

実際に使うとは思っていませんでしたが、こうやって一本の作品になったことは自分がまた一歩進むためのきっかけになったのでは無いかと思います。

 

そんな先輩が撮った動画が配信されています。

これを観たとき、いつも僕のずっとずっと先を走っている先輩の純粋な映画への愛を感じてグッときました。

 

 

早く映画館で映画が観たいです。

周りの人たちの反応も映画を観ることの一部だと思ってます。

 

映画館にはいつも希望が溢れています。

少なくとも僕にとってはそうです。

 

ではまた、気が向いたら更新しようと思います。