ドンッ




君、

今度入社してきた、

男子社員をどう思う。

あの、

田中君が、

ホモですか!
 

ビッククリ仰天!
 

食事が、

喉を、

通過しません。





馬鹿なことを、

言うんじゃない。

声が大きい。

すみません。

急なことで、

心の準備が、

出来てませんでした。
 




実は、

夢の中に、

出てきた、

人物像が、

たまたま、

重なっただけなんだ。





あの、

ひ弱な、

身体つきに、

あの顔つき、

顔色、

どれ取っても、

まして、

頭が妙に揺れ、

顎を引き、

相手を見つめる、

目線は、

どう見ても、

夢の中の、

人物像に瓜二つ。





それって、

課長の、

思い過ごしじゃ、

ないんです。

そうだと、

良いのだが........

君、

そろそろ、

仕事に、

戻る、

時間がきたようだ。





私、

まだ、

食事も、

してないのに、

田中君の話を、

聞いただけで、

胸一杯腹一杯に、

なっちゃった。

何か、

ホモの存在を、

身近に感じちゃった。





その重量では、

食わずして、

太ってるようなもの。

ジャパネット、

たかたに、

電話しては!
 

痩せる、

道具売ってるよ。





そう言えば、

田中君って、

内気なところが、

見え隠れする。

テレビで見る、

ホモオカマちゃんの、

お喋りにそっくり。





「 それって、

NEWフェイスです 」
 

馬鹿ね、

ー皮剥けば、

同類じゃない。





じゃ、

直接田中君に、

聞いたほうが、

早いかも。つづく